【インフルエンザ14-15】埼玉県、千葉県でインフルエンザ注意報

 埼玉県、千葉県の2県は12月17日、第50週(12月8日~14日)の定点あたり患者報告数が10.00人を超えたため、インフルエンザ注意報を発令した。埼玉県ではRSウイルス感染症の患者報告数も増加しており、注意を呼びかけている。

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国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」
  • 国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」
  • 埼玉県のインフルエンザ定点あたり患者報告数
  • 千葉県のインフルエンザ定点あたり患者報告数
  • 東京都のインフルエンザ定点あたり患者報告数
  • 埼玉県のRSウイルス感染症定点あたり患者報告数
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 埼玉県、千葉県の2県は12月17日、第50週(12月8日~14日)の定点あたり患者報告数が10.00人を超えたため、インフルエンザ注意報を発令した。埼玉県ではRSウイルス感染症の患者報告数も増加しており、注意を呼びかけている。

 国のインフルエンザ注意報の基準値は、定点あたり患者報告数10.00人と定められている。第50週における埼玉県の定点あたり患者報告数は18.80人、千葉県では10.93人となった。埼玉県によると、第50週時点で10.00人を超えるのは平成8(1996)年以来18年ぶり(平成21年当時の新型インフルエンザを除く)だという。千葉県でも昨シーズンより5週ほど早い注意報となっている。また、東京都感染症情報センターの週報をみると、東京都でも定点あたり患者報告数が10.15人に達している。

 国立感染症研究所が12月12日に発行した週報(第48週)によると、RSウイルス患者報告数は全国で5,495人、第45週以降3週連続の増加となった。報告数の多かった上位5都道府県は、北から北海道、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府。埼玉県では調査を開始した平成15(2003)年11月以降最大の水準だという。

 呼吸器の感染症であるRSウイルス感染症の感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」。インフルエンザと同様に、手洗いやマスクの着用などの感染予防策が重要となる。2歳までにほぼ100%がRSウイルスの初感染を受けるとされているが、新生児・乳幼児などは重症化しやすい傾向があるため、小さい子どもがいる家庭では特に注意したい。
《黄金崎綾乃》

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