【年末年始】連休中の急な子どもの病気、症状に応じた対処方法を紹介

 大型連休となると、急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷うことも多い。厚生労働省の小児救急電話相談や情報サイト「こどもの救急」など、緊急時の対応に関する情報をまとめた。

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 大型連休となると、急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷うことも多い。厚生労働省の小児救急電話相談や情報サイト「こどもの救急」など、緊急時の対応に関する情報をまとめた。

 厚生労働省が提供している小児救急電話相談事業は、急な子どもの病気の対応について、小児科医師や看護師に電話で相談できるサービス。全国同一の短縮番号「#8000」をプッシュすることで、各都道府県の相談窓口に電話が自動転送され、子どもの症状に応じた対処方法について相談することができる。病院の診療を受けたほうがよい場合は、受診する病院などのアドバイスを受けることもできるという。

 電話相談窓口は47都道府県すべてで実施しているが、深夜対応の有無など、対応時間は都道府県によって異なるため注意が必要だ。

 日本小児科学会が監修している情報サイト「こどもの救急」は、1か月~6歳までの子どもを対象とした救急情報を症状別に紹介。夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうかの判断の目安を提供している。

 気になる子どもの症状を選択し、子どもの様子に当てはまる項目を選択すると、病院に連れていくべきか、家で様子を見るべきかの判断が表示される。たとえば、発熱(38度以上)の症状で、「無表情で活気がない」「1日中ウトウトしている」「ぐったりしている」を選択した場合は、自家用車・タクシーで急患診療所へ行くとよいとアドバイスが表示される。

 また、病院に行く場合に必要な健康保険証、母子健康手帳、着替え・オムツなどの持ち物が表示されることも特徴。家で看病する場合は、子どもに薬を与える場合の注意点や看病のポイントが表示される。

 東京消防庁が提供している「東京版 救急受診ガイド」では、対象者の年齢や症状を選択していくと、対処方法が表示される。緊急度が高い場合は救急車を呼ぶよう表示されるほか、受診の必要性などのアドバイスを確認することもできる。パソコン、スマホともに対応しており、外出先での急な体調変化などにも便利だろう。

 そのほか、「gooヘルスケア」は症状から想定できる主な病気を絞り込むことができるページを用意し、病名ごとに原因、治療方法、関連情報などを詳細に紹介している。子どもに多い22種類の病気を紹介している特集ページ「メディカルiタウン 子どもの病気と症状」では、症状や分類から病気を調べる機能や診療科目から医療機関を検索する機能を提供している。

 年末年始は、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症の流行時期でもある。子どもの体調の急な変化で対応に悩んだ場合は、専門家のアドバイスを参考にしたい。また、滞在先の最寄りの病院や年末年始の診療体制を事前に調べておくのもよいだろう。
《編集部》

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