子・孫に勤めてほしい企業、1位トヨタ、2位ANA、3位三菱東京UFJ

 親世代が子どもや孫に勤めてほしい企業の1位が、昨年に引き続き、トヨタ自動車であることが、リスクモンスターが実施した「第3回お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査結果より明らかになった。

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 親世代が子どもや孫に勤めてほしい企業の1位が、昨年に引き続き、トヨタ自動車であることが、リスクモンスターが実施した「第3回お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査結果より明らかになった。

 同社は、インターネットを活用した与信管理サービス、ビジネスポータルサイトおよびBPOサービスを中核とし事業展開をする株式会社。「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付けの更新、新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいる。

 同調査は、全国の未成年の子どもや孫を持つ20歳~69歳800人を対象に、インターネット調査にて実施。年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出して調査対象とした。調査期間は2014年10月25日~26日。子孫別比較、男女別比較のほか、選択理由や選択の際重視するイメージについても調査した。

 同調査の全体の結果は、1位「トヨタ自動車」11.1%、2位「全日本空輸(ANA)」9.3%、3位「三菱東京UFJ銀行」5.8%となり、1位のトヨタと2位の全日空は、昨年に引き続きツートップをキープし、ダントツの人気を博している。「三菱東京UFJ銀行」は、昨年の14位から大きくランクアップし3位の座を獲得。昨年3位の「本田技研工業」は、10位に順位を落とした。

 以下、4位「資生堂」「三菱商事」5.2%、6位「サントリー」4.9%、7位「日本航空(JAL)」「三井物産」4.7%、9位「東日本旅客鉄道(JR東日本)4.5%、10位「本田技研工業」4.4%と続く結果となった。

 第2回の結果と比較すると、上位2社に変動はなかったものの、前述した3位「三菱東京UFJ銀行」(前回14位)、4位「資生堂」(前回13位)などいくつかの企業において、大幅なランクアップが生じる結果となった。中でも、前回の28位から11位に躍進した「富士フイルム」は、感染症の特効薬開発による社会貢献度や業績への影響度を反映した結果であると考えられる。また一方で、「資生堂」や、18位「エヌ・ティ・ティ・ドコモ」(前回67位)において大幅に順位を上げているのは、事業基盤や資本規模などの安定性が評価されているものと考えられる。

 子孫別に見てみると、「お子さんに勤めてほしい企業」においては1位が「全日本空輸」となり、全体でのランキングトップであり、過去のランキングにおいても全体および子・孫別で1位を維持してきた「トヨタ自動車」が2位に陥落した。

 また、経済の流行に敏感な父母世代の感性を反映してか、上位20社中9社が入れ替わっており、「グーグル(Google)」「楽天」「アップル(Apple)」などのIT関連企業が上位にランクインしているのに対して、対象が祖父母世代となる「お孫さんに勤めてほしい企業」では、「サントリー」「三菱商事」「三菱東京UFJ銀行」「三井物産」「三井住友銀行」「住友商事」など業歴の長い企業や財閥系企業が名を連ね、上位20社中14社が前年に引き続き上位にランクインしており、安定的なアンケート結果が見受けられる。

 男女別に見てみると、男子に求める企業は、1位「トヨタ自動車」、2位「全日本空輸」、3位「三菱商事」となりメーカーや商社がランクイン、女子に求める企業は、1位「全日本空輸」、2位「トヨタ自動車」、3位「資生堂」となり、7位「花王」9位「タニタ」10位「ワコール」などと合わせ、女性らしく美に関連する仕事に人気があることが見受けられる。

 選択した理由を尋ねたところ、トヨタでは「安定している」「世界的な大企業」、全日空では「国際的である」「企業イメージが良い」、三菱東京UFJ銀行では「安定した金融機関」といった意見がそれぞれに見られた。

 お子さん・お孫さんに勤めてほしい企業において重視するイメージは、「安定している」「社員を大切にする」「将来性がある」「福利厚生が充実」「給料がよい」「社会的責任を果たしている」「堅実的」が上位を占める結果となり、「海外転勤、国内転勤が少ない」といった地域的な勤務環境に関するイメージは、前回同様重視されにくい結果となった。
《小林瑞季》

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