日本エスニック協会は、2015年「エスニック」食トレンド予測を発表した。 同協会によると、2015年は、タイ料理を中心とするエスニックブームが更に拡大する傾向が見られるという。タイ料理はトムヤムクン等の認知度が高い料理から、タイ東北部のイサーン料理へと人気が拡大を見せるとともに、ココナッツ関連製品が一気に拡大すると考えられるという。そして、タイ料理だけではなく、近隣諸国の料理に対しても注目が高まると予測している。更に、エスニック料理が家庭料理へと浸透していき、近年のエスニックブームに伴い、スパイスの輸入食材店だけではなく大手小売店でもスパイスに関する売り場が拡大し、より身近な家庭料理として、あらゆるシーンでエスニック料理が浸透していく1年になると予測している。 同協会はエスニック食トレンドとして、辛さと発酵による酸味が特徴の「イサーン料理(タイ)」、ココナッツウォーター、ココナッツドレッシング、ココナッツバームなどの「ココナッツ商品(タイ)」、スパイスをふんだんに使って調理する本格的なインド料理「ゴア料理(インド)」、ほのかな甘みと辛味が特徴的な「ナシレマ(マレーシア)」、裏ごししたひよこ豆を調味したヘルシーで万能な中東のペースト「フムス(中東)」を挙げている。