「日本の教育体制に納得している」とする新成人は、過去最高の27%に上ることが1月5日、楽天グループの結婚情報サービス会社「オーネット」の調査結果より明らかになった。「ゆとり世代」とされる2015年の新成人だが、他の世代より教育制度を受け入れている結果となった。 調査は2014年12月、2015年1月に成人式を迎える全国の独身男女600人を対象に実施した。調査は、今回で20回目となる。 「日本の教育体制に納得している」という回答は、前年より4.4ポイント増の27.0%で、過去最高となった。2015年の新成人は、ゆとり教育が中心だった時代の最後の世代とされる。学力低下などの面から批判されてきた「ゆとり教育」だが、その教育を受けてきた新成人は他の世代よりも教育制度に納得していることがわかった。 「これからの時代に英語は必須」と答えた人は、前年より2.9ポイント増の73.2%。「英語の能力に自信がある」という回答も前年より2.7ポイント増え、16.0%となった。また、「海外であっても自分にとって魅力的な仕事のチャンスがあるなら挑戦したい」と考えている人は過半数を超え、50.7%に上った。