【中受~合格後の学習】筑駒での勉強・部活とハイレベルな英語学習を両立

 筑波大学附属駒場中学校1年生の白石晃貴くんとお父様に、中学受験当時のこと、さらに現在通塾中のお茶の水ゼミナールにおける英語学習などのお話を伺いながら、考えてみたい。

教育・受験 学校・塾・予備校
ジュニア・マスター・クラス(イメージ写真)
  • ジュニア・マスター・クラス(イメージ写真)
  • ネイティブ講師による授業風景
◆文法+ネイティブ講師がお茶の水ゼミナールの決め手

 晃貴くんは筑駒への入学前、いくつかの英語スクール体験を経てお茶の水ゼミナールに入塾した。中学受験終了直後の入塾は、どのような思いからだったのだろうか。「小2の夏にフランスから帰国し、小4までは英語の勉強時間がとれたのですが、その後、中学受験に向けた塾通いが始まり、5~6年では勉強時間がまったくとれず、英語の力が落ちてしまいました。フランスで身につけた英語力をゼロにしないために、お茶の水ゼミナールで英語力を高めようと考えました」と語る。

 お父様は「塾選びに際し、親として2つ希望がありました。息子の場合は耳から入った英語だったので、できるだけ短期間に文法を習得できるプログラムであること。さらに、ネイティブとのコミュニケーションがあるということでした。また、同学年が集まるクラスを本人が強く希望していました。そこで、大人も通うスクールではなく、文法とネイティブによるしっかりしたカリキュラムということで、親の希望と子どもの希望が合致したお茶の水ゼミナールに決めました」と、塾選びのポイントを述べた。

◆充実した学校生活、そして塾との両立

 「お茶の水ゼミナール」では、全米トップスクールや、東大をはじめとする国内最難関大志望の中学生対象のクラスを設置している。使える英語力と大学受験を両立させた、中高一貫校生対象のJunior Master Class(ジュニア・マスター・クラス)では、日本人講師による文法+ネイティブ講師によるハイブリッドなスパイラルメソッドにより、ハイレベルな授業を展開している。

 晃貴くんはいま、Junior Master Classに週1回通塾。「学校、そして塾の勉強と部活のバランスは、理想を追うと忙しいのですが、学校・部活・塾のすべてをこなしています。文法の授業は、週ごとの単語テストがあり、ネイティブの先生からは、授業の最初に語彙を確認後、文法とつながりがある内容を教わっています。そのバランスは、自分にとても合っています」と、お茶の水ゼミナールで英語を学ぶ楽しさを感じている。

 「英語ができると、ほかの多様な考え方も身につくと思ったので、外国に行くためだけの英語の勉強という意識ではありません。外国で仕事をしたいという希望はまだありませんが、今後は、仕事で海外と関わることも当然あると思っています」と将来のことを少しずつ考えているようすだ。

◆親の思い、今後の希望

 お父様は、こう語る。「中1とはいえ、ほんの少し前まで小学生です。世の中のことを正直に教えられるのは、やはり親ですから、社会の仕組みが本当はどうなのかということや、英語ができる・できない、その違いがこの先どう影響するのかなど、子どもに聞かれたら教えますし、伝えていきたいと思っています。それがこの先、子どもにとっての判断の基礎になるでしょうから、自分で判断するための情報を、正直に提供していきたいですね」。

 晃貴くんは、自分の将来をどのように考えているのだろうか。「1日の時間が限られているので、今後は自分の使える時間を考え、どういう比重で勉強や部活、趣味などの時間を配分していくか、計画を練っている段階です。大学については、まだ考えられていませんが、時間もあるので、一般論で言われている判断基準ではなく、自分の目で見て、聞いて考えていきたいです」。

 使える英語力、そして海外も含めた大学受験にも通じる英語力をお茶の水ゼミナールで着実に身につけながら中高一貫校で学ぶ晃貴くんからは、将来進むべき道はじっくりと見据えていきたいという、内なる情熱を感じた。
《船田るみ子》

船田るみ子

北海道生まれ、フリーランスのコピーライターとして活動中。興味がある分野は、ニューロダイバーシティを含め教育、美術、建築、スポーツ(野球)、NFT、Web3など。企画・編集協力として、日めくり型書籍『年がら年中長嶋茂雄』(ベースボール・マガジン社刊)がある。Podcastを聞きながらのランニングが日課。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top