高校生6割以上が裸眼視力1.0未満、文科省学校保健統計調査

 文部科学省は1月23日、平成26年度学校保健統計調査(速報値)を公表した。身長の平均値は横ばいで、体重は減少傾向。裸眼視力が1.0未満の子どもは増加傾向で、高校生は6割以上が1.0未満だった。肥満傾向児の出現は北海道、東北地方に多いことがわかった。

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裸眼視力1.0未満の推移
  • 裸眼視力1.0未満の推移
  • 身長平均値
  • 体重平均値
  • 都道府県別の肥満傾向児出現率(小学6年男子)
 文部科学省は1月23日、平成26年度学校保健統計調査(速報値)を公表した。身長の平均値は横ばいで、体重は減少傾向。裸眼視力が1.0未満の子どもは増加傾向で、高校生は6割以上が1.0未満だった。肥満傾向児の出現は北海道、東北地方に多いことがわかった。

 同省は幼児、児童および生徒の発育、健康の状態を明らかにすることを目的に、昭和23年度から学校保健統計調査を毎年実施。今回、速報をとりまとめたもので、確定値は3月に公表する予定。

 調査対象は国立、公立、私立の幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高校の満5歳から17歳までの児童等の一部。発育状態(身長、体重および座高)については、全幼児、児童、生徒の5%にあたる695,600人、健康状態(疾病・異常の有無)については、同23.8%にあたる3,337,494人を抽出して調査した。

 身長の平均値は、平成6年度~13年度をピークに横ばいで、小学6年生男子の平均身長は145.1cm、同女子は146.8cm。高校3年生男子は170.7cm、同女子は157.9cm。体重は平成10年度~18年度をピークに減少傾向がうかがえる。中学3年生男子の平均体重は53.9kg、同女子は50.0kg。高校3年生男子は62.6kg、同女子は52.9kgだった。

 肥満傾向児は、平成18年度以降減少傾向だったが、23年度以降はほぼ横ばい。男子の肥満傾向児の出現率は中学1年生がもっとも高く10.72%、次いで高校3年生で10.69%、女子と比較すると出現率が相対的に高い傾向だった。女子は小学6年生の出現率がもっとも高く8.56%、次いで小学5年生で8.40%だった。

 肥満傾向児は東北、北海道地方に出現率が高い傾向がみられ、北海道、青森県、宮城県、福島県では幼稚園から高校までの全年齢で全国平均を上回った。

 むし歯は全体的に改善傾向が続いているが、裸眼視力1.0未満の割合は増加傾向にある。中学生では53.04%、高校生は62.89%と高い。アトピー皮膚炎は幼稚園で過去最低の2.37%、寄生虫卵保有者は小学校で過去最低の0.13%だった。また、耳疾患は、小学校で5.7%、中学校で4.0%と過去最高の割合になった。

 都道府県別の発育状態の平均値、肥満傾向児の出現率などは同省のホームページで見ることができる。
《田中志実》

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