平成25年の出生数は104万人、外国人を含め8千人近く減少…厚労省の人口動態統計

 厚生労働省は1月29日、外国人を含めた日本における人口動態統計の概況を取りまとめ、公表した。平成25年の出生数は104万2,813人、前年より7,902人の減少。全出生数のうち、3.1%が「少なくとも父母の一方が外国人」だった。

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  • 人口動態総覧
  • 出生数および出生率の年次推移
  • 父母の国籍(日本・外国)別にみた出生数
  • 母が外国人の国籍別にみた出生数の年次推移
  • 主要死因別死亡率の年次推移
  • 婚姻件数および構成割合の年次推移
  • 離婚件数および構成割合の年次推移
 厚生労働省は1月29日、外国人を含めた日本における人口動態統計の概況を取りまとめ、公表した。平成25年の出生数は104万2,813人、前年より7,902人の減少。全出生数のうち、3.1%が「少なくとも父母の一方が外国人」だった。

 1月1日に公表された「平成26(2014)年人口動態統計の年間推計」は、平成26年分の日本における日本人に関する人口動態の推計数だったが、今回は外国人を含む平成25年分までの確定数となっている。国内に在住する外国人は昭和60年頃より増加し、総人口に占める割合は現在1%を超えているという。

 平成25年の出生数は104万2,813人、外国人を含め前年より7,902人減少した。出生率(人口千対)は平成25年には8.2になっており、第2次ベビーブーム期の昭和48年の19.4以降、下落傾向にある。出生数104万2,813人のうち「少なくとも父母の一方が外国人」は3万2,529人で、日本における全出生数の3.1%を占めた。父母の国籍別にみると、父「外国」1.9%、母「外国」2.2%。母が外国人の場合の出生数については、近年では「中国」がもっとも多い。

 死亡数は127万5,163人、前年より1万2,088人増加した。このうち「日本における外国人」は6,727人で、全死亡数の0.5%だった。主要死因別の死亡率は、「悪性新生物」「心疾患」「肺炎」の順に高い。

 婚姻件数は66万3,740組(前年比8,549組減)、離婚件数は23万2,821組(同4.175組減)。「少なくとも夫婦の一方が外国人」の場合、婚姻件数は2万4,615組(全婚姻件数の3.7%)、離婚件数は1万6,634組(全離婚件数の7.1%)だった。日本人、外国人に関わらず、婚姻件数・離婚件数は減少傾向が続いている。
《黄金崎綾乃》

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