東京・神奈川の入試解禁日となる本日2月1日、多くの中学校で入試が実施される。男子校では開成、麻布、駒場東邦、慶應普通部、武蔵、女子校では桜蔭、雙葉、共学校では早稲田実業などがこの日に入試を行う。 中学入試においては、優秀な生徒を獲得するための青田買いを防ぐため、入試解禁日が設定されている地域が多い。東京・神奈川では毎年2月1日が解禁日となっており、この日から約1週間、入試が続く。 東京・神奈川には有名校が集中しているが、この都県の中学校を第一志望にする児童の多くは、1月に先行して入試が実施される埼玉、千葉や地方校の東京会場入試などで腕試し受験(お試し受験)をし、本番に臨むことになる。 今年2015年は2月1日が日曜日で、例年この日に入試を実施しているキリスト教系(特にプロテスタント系)の学校の一部が入試日を変更するサンデーショックにあたり、併願パターンが例年と変化している。一例をあげると、女子学院やフェリス女学院が2日に入試日を繰り下げることにより、女子トップ層では例年は不可能な、桜蔭と女子学院・フェリスの併願が可能になっている。 サピックスが公開している応募者数速報によると桜蔭は昨年より141人増の655人、女子学院は同227人増の971人、フェリスは同80人増の476人と、サンデーショックの影響もありいずれも志願者が大幅に増加している。これにより、最難関の桜蔭はより難化することが予想される。また、女子学院やフェリスのボーダーラインの受験生には、例年以上に厳しい受験となりそうだ。 中学受験塾や首都圏模試センターでは、2015年中学入試の予想偏差値や出願情報を公開している。また、四谷大塚とインターエデュは解答速報を順次公開する。◆解答速報・四谷大塚 解答速報 開成、麻布、筑駒、駒東、桜蔭、女子学院、雙葉、慶應中等部、渋幕(公開中)、浦和明の星(公開中)、灘(公開中)、ラ・サール(公開中)、海陽(公開中)の解答を速報。・インターエデュ 解答速報 開成、麻布、武蔵、筑駒、駒東、栄光、聖光、桜蔭、女子学院、雙葉、渋渋、浦和明の星(公開中)の解答を速報。◆偏差値・SAPIX(サピックス)小学部:男子/女子・浜学園:男子/女子・四谷大塚・日能研・首都圏模試センター◆倍率速報・SAPIX(サピックス)小学部・四谷大塚・日能研・首都圏模試センター