【高校受験2015】大阪府立高校前期(文理学科)総評…全般的にやや易化

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文理学科の講評
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 大阪府立高等学校前期入学者選抜の学力検査が2月23日に行われた。近畿圏で多数の塾を展開する第一ゼミナールの協力を得て、実施された学力検査より文理学科の講評を速報する。

◆総評(第一ゼミナール提供)

 難易度は前年に比べ、全般的にやや易化した。解きやすい問題が多かった反面、問題を読む速度や計算処理の正確さが得点差につながるだろう。小論文では初めて環境問題がテーマとなり、具体例を挙げながら自分自身とのかかわりについて書く問題に、戸惑いを感じた生徒も多かったはず。英語では「聞く・書く」力を試す英語入試改革の方向性が反映された印象を受ける。高い正答率が予想されるため、一問一問を丁寧に解く姿勢が求められる。

◆<国語>講評

 問題構成は昨年同様であった。記述問題は文章中の表現を使って解答するものが多く、内容の並立関係を意識して、的確にまとめる力が問われた。

 記述問題の制限文字数は昨年度、最大で「六十五字程度」に対し、「五十五字程度」になったことは今年度の特徴の一つである。特に古文は、文章中の現代語訳を使うと、解きやすいものであった。

◆<小論文>講評

 示された文章の内容を踏まえて、自分の考えを600字程度の文章で表す力が問われた。課題文は、昨年度よりやや多めの文章量。設問は、文理学科小論文入試では初めて「環境の問題」について問われ、具体例も書くように指定された。これまでの「学問」に取り組むときの姿勢を論理的に表現する力に関する問いかけがなくなったことを考えれば、過去出題の傾向を掴んで対策をしてきた受験生には少々とまどいがあったのではないか。

◆<数学>講評

 問題の構成は例年通りで大きな変更はない。しかし、記述問題が一昨年4問→昨年3問→今年2問と減少しており、時間的な余裕は少しあったと思われる。大問1(6)「不定方程式」、大問3(2)2「断頭三角柱の求積」などは教科書ではあまり扱われないが、文理入試では頻出のテーマとなっている。難問ではないが易しい問題が少ないため、過年度問題の傾向を踏まえた対策をしてきたかどうかで得点差のつく問題といえるだろう。

◆<英語>講評

 読解問題は2題で、形式は例年と同様(対話文=「3人の会話」、長文読解=「スピーチの原稿」)。長文自体は長くなった(32行→56行)ため、受験生は「1分間に読む語数」を増やす必要がある。読みやすさや設問の難易度はやや易化傾向。自由英作文は独立問題で40語程度で書くという点は昨年と同じであるが、抽象度の高い題材のため受験生にとっては書きにくいものではある。リスニングは例年と同様の問題数・難易度である。


 第一ゼミナールは、近畿圏を中心に2府6県で学習塾を展開しており、約40年の実績から、中学受験と高校受験の指導実績・受験情報の豊富さが特徴だという。現在は、3月からの新学年授業開始に向け、2週間の無料体験や2月中入会者を対象とした入会金無料キャンペーン、3月中入会者を対象とした春期講習会の割引キャンペーンなどを実施している。
《編集部》

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