【高校受験2015】埼玉県公立高校入試<数学>講評…最近5年でもっとも解きやすい

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埼玉県公立高校、講評(数学)
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 平成27(2015)年度埼玉県公立高校入試が3月2日に実施された。リセマムでは、難関高校受験指導で定評のあるSAPIX(サピックス)中学部の協力を得て、学力検査の「数学」を講評する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。学力検査問題は、3月3日13時現在、東京新聞の特設Webサイトで閲覧が可能。

◆<数学>講評(SAPIX中学部)

 大問数、小問数ともに例年通りで、形式面も変化はありませんでした。出題分野に関しては、大問3でグラフの読み取り(動点問題)が出た以外は、円、作図、二次関数、折り返し図形などほぼ近年の傾向を踏襲しています。

 難度の高い問題は例年よりも少なくなり、全体で見ても最近5年間で最も解きやすいもので、例年以上に基本的な問題でミスせず確実に正答することが必要でした。

(1)(2)小問集合(=関連のない小問をまとめて大問にしたもの)
 例年通りでした。大問1(11)の「うるう年の規則性」では、途中の説明過程を無理に立式しようと時間がかかってしまった受験生もいたことでしょう。

(3)動点の問題
 2012年から3年間は難度の高い二次関数の大問でしたが、本年は動点の問題です。それも2点の移動となると2010年以来の出題です。しかし他の公立高では多く出題されるタイプですので、類題を解いた経験も豊富にあるはずです。(2)は適切な場合分けが必要でしたが、設問に「2回あります」とヒントが示されていたので、それほど時間を要さなかったことでしよう。

(4)折り返し図形
 埼玉県公立高の定番である折り返し図形の問題でした。過去の出題をみると、正方形か1:√2の長方形のどちらかに絞られています。今年は長方形でした。(1)(2)は折り返し図形の性質として理解しておきたい項目でしたので、埼玉県立の受験生としては難なくこなせたことでしよう。(3)は全体の中でも最も難度が高い問題と言えますが、私立校入試ではよくある設定で、難関私立校との併願者には圧倒的に有利でした。

 今年は差のついた問題が例年よりも少なく、高得点勝負だったと言えます。
大問4(3)の解法を詳細に記すのか、あるいはそれ以外の見直し(解き直し)に時間を費やすのか、という戦略も合否に関わったことでしょう。

 大問1(11)、大問3(2)、大問4(3)、特に大問4(3)の記述問題の得点差が合格の分かれ目となり、浦和高、大宮高、浦和一女高の合格には、最低でも80点台の後半が必要だと思われます。


 このレポートは2015年3月3日(入試翌日)に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。なお、SAPIX中学部は、下記の日程で2015 高校入試分析会を開催する予定だ。

・2015 高校入試分析会 埼玉県(国私立難関高・埼玉県立トップ高)
 3月22日(日)Y-SAPIX 大宮校

・入試問題分析会(開成・筑駒高/慶應女子高/学芸大附高)
 4月12日(日)代ゼミタワー
《編集部》

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