エルピクセルは20日、学術論文の画像を中心に切り貼りや加工などの不自然な箇所がないかを検査するクラウドサービス「LP-exam Cloud」を開発し、販売を開始したことを発表した。 同社は東京大学の生命科学の研究者が中心となって設立した企業で、「LP-exam Cloud」は東京大学が持つ特許の実施許諾をもとに人工知能が画像不正の有無を推定するシステムとなっている。 大学や研究機関などが「LP-exam Cloud」に論文の画像をアップロードすると、人工知能が画像の不正加工の有無を推定する。不正が推定されたものは専門家の目視による解析が行われ、解析レポートが送信される。 料金は毎月の定額制で約3万円、1画像は約500円から解析が可能となっており、研究室単位での導入も可能としている。 これにより、今まで膨大な時間をかかるとされていた画像不正の検査を短縮し、同時にコストの削減を実現。画像の不正使用・不正加工をさせない環境づくりを構築することが可能となる。