第46回国際物理オリンピック(IPhO)で、日本から参加した5名全員がメダルを獲得、東大寺学園高校1年生・渡邉明大さんが金メダルを獲得した。2012年のエストニア大会以来の金メダル獲得となる。 IPhOは、物理の国際的なコンテストで、2015年はインドで開催された。大会には、世界85の国や地域から382名の生徒が参加し、物理学に対する興味関心や能力を高め合った。日本からは高校生5人が出場。理論問題や実験問題にそれぞれ5時間かけて挑戦した。 参加した5名のうち、東大寺学園高校1年の渡邉明大さんが金メダルを獲得したほか、灘高校3年の加集秀春さん、大阪星光学院高等学校2年の吉田智治さんの2名が銀メダル、灘高校1年の上田朔さん、東京都立小石川中等教育学校6年の高橋拓豊さんの2名が銅メダルを獲得した。 日本代表は、全国物理コンテスト「物理チャレンジ」で優秀な成績をおさめた参加者から、合宿や実験実習などを経て選出される。2015年の「物理チャレンジ」の第2チャレンジは8月19日より茨城県つくば市で開催されるという。 2016年のIPhOは7月10日から18日にスイスとリヒテンシュタインで共同開催される。また、2022年の第53回国際物理オリンピックは日本で開催される予定だ。