遊びが学びに…親子で体験できる鈴鹿の遊園地「モートピア」

 世界最高峰のモータースポーツであるF1を迎え入れる「鈴鹿サーキット」。三重県にある鈴鹿サーキットには、国際格式のレーシングコースだけでなく、遊園地「モートピア」が併設されている。

趣味・娯楽 その他
顔写真と名前入りのカード「免許証」をゲット
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  • プッチグランプリ
  • プッチグランプリでタイムアタック
  • メンキョセンター
  • キッズバイク。準備から自分で挑戦
  • キッズバイク。個別に丁寧に指導してくれる
  • キッズバイク。グローブには「とまる」「すすむ」の指示
  • キッズバイク。いよいよコースへ!
◆定番のコースターにもひと工夫あり

 遊園地の定番となるコースター系は「バットのアドベンチャーヴィレッジ」のエリアに集中する。急坂や急カーブが続くコースを、加減速を繰り返す「アドベンチャードライブ」に、「大人でも怖かった」とお父さん。本格的なコースター「ロッキーコースター」には、後ろ向きのシートが用意されている。今年の春にスタートした「アドベンボートフロンティア」は、「プッチグランプリ」と同じく、自由にコース内を操縦することができるアトラクションだ。ここでも、子どもがボートを「操る喜び」を体験することができるようになっている。

◆夏休みに大人気の「アクア・アドベンチャー」

 夏休みの時期に、非常に高い人気を集めるのが「アクア・アドベンチャー」。こちらは6種類のプールやスライダーからなるプールエリアだ。

 メインとなるのが、噴水火山を中心に、さまざまなアドベンチャー要素を用意した「アドベンチャープール」。滝の瀑布をくぐったり、沢登りや渓流スライダーを楽しむことができる。流れるプールである「アドベンチャーリバー」の中州には宝探しなどができる「アドベンチャーアイランド」が用意されている。水に浮く箱の上を歩くなど、水のアスレチックとも呼べるのが「アドベンチャーウェーブ」だ。小さい子どもには、「アクアアドベンチャーベイビー」や「キッズプール」がお勧めだ。

 そして、リニューアルされたばかりという「アドベンチャースライダー」には、2種類のスライダーがある。2人一緒に滑る「チューブスライド」と、1人ずつ2つのスライダーを滑る「パワーバトルスライド」だ。「パワーバトルスライド」は、滑り終わるまでのタイム計測が行われ、2人の合計タイムが目標値をクリアすると祝砲「できたキャノン」が打ち上げられるという工夫も。タイムを競うという部分は、鈴鹿サーキットの遊園地らしいところだ。

◆子どもがチャレンジできるのがいい

 アトラクションやプールを目一杯楽しんだ結衣ちゃんのお母さんは、「娘はもともと活動的なほうなので、自分で運転できるアトラクションは楽しかったようです。そうしたアトラクションは、タイムが表示されたり、ランクがハッキリ出たりして、子どもだましじゃないという感じが気に入りました。チャレンジするという部分もいいですね。親としては、できなかったことをクリアする。そうした体験ができたのがよかったと思います」と言う。

 「思ったよりも、並んで待つ時間が少ないので、子どもがむずかることもありませんでした。興味のあるモノにすぐに乗れるのは嬉しいですね。それに、ひとつひとつのライドに乗っている時間が長いように感じました。プールも更衣室が近くて便利。プールは、巨大な水鉄砲があったり滝があるなど、面白かったですね」とは、お父さん。

 ホンダの創業者である本田宗一郎による「モータリゼーションの発展」への願いから生まれたのが鈴鹿サーキットだ。その付帯施設である遊園地も、当初から、サーキットへ来る家族のためという位置づけであった。そうした原点があることも「モートピア」のユニークさの理由だろう。「モートピア」では、エンターテインメントに留まらず、親子での体験を通して何かを得ることができそうだ。
《鈴木ケンイチ》

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