那須サファリパークは、同園で初めてホワイトタイガーが誕生したと発表した。8月12日から、7月より公開中のライオンの赤ちゃんとの同部屋展示を予定している。通常のベンガルトラの両親から生まれたホワイトタイガーで、国内では大変希少とされている。 ホワイトタイガーの赤ちゃんは7月12日生まれ。誕生時は体長約20センチ、体重1.1キログラム。オスで、「マハロ」と名付けられた。7月13日から人工哺育となり順調に成育、7月28日現在、体長約40センチ、体重2.5キログラムになった。 ホワイトタイガーはベンガルトラ白変種。「マハロ」の両親は見た目は通常のベンガルトラだが、ホワイトタイガーの遺伝子を持っていたため、体が真っ白で黒い縞模様のホワイトタイガーが誕生した。 「マハロ」はハワイの言葉で「ありがとう」を意味するという。同園はトラ繁殖計画2年目にして予想外のホワイトタイガー誕生を喜び、担当飼育員が感謝の思いを込めて名付けた。ホワイトタイガーの全世界での飼育数は約250頭、国内では約30~35頭といわれ、大変希少とされている。 仔トラは8月12日より展示を開始する。7月18日から公開中の仔ライオン「のぞむ」と同じ部屋に入り、この時期だけのホワイトタイガーとライオンの同部屋展示が見られるという。ミルクタイムとおさんぽタイムも公開予定。写真撮影会は成長具合を見ながら、8月後半~9月上旬から実施を予定している。◆ホワイトタイガーの赤ちゃん公開日時:8月12日(水)~場所:那須サファリパーク・ふれあい広場前展示ハウス公開内容:展示・ミルクタイム・おさんぽタイム