就きたい職業が決まっている高校生は36.7%…マイナビ調査

 マイナビが運営する進学情報サイト「マイナビ進学」は、高校生の進路選択や将来のビジョン、興味関心について調査した「マイナビ進学 高校生のライフスタイル・興味関心調査」の結果を発表した。

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将来就きたい職業がきまっているか
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  • マイナビ進学
  • 高校卒業後、進学する際に自宅から通いたいか
  • <自宅から通いたいと回答した人>なぜ自宅から通いたいか(複数回答)
  • 就職する際、地元で働きたいか
  • 家族や友人たちと普段、どのような会話をしているか(複数回答)
  • 現在通っている学校でキャリア教育を受けたことがあるか
  • <キャリア教育を受けたことがある人>受けたキャリア教育はどのようなものだったか(複数回答)
 マイナビが運営する進学情報サイト「マイナビ進学」は、高校生の進路選択や将来のビジョン、興味関心について調査した「マイナビ進学 高校生のライフスタイル・興味関心調査」の結果を発表した。

 調査は4月9日から5月15日まで、高校1年生から3年生までの「マイナビ進学」会員を対象に、調査票を郵送し、同封の返信用封筒で回答を返信する方法で実施。4,552名の回答を得た。

 それによると、「就きたい職業が具体的に決まっている」高校生は全体の36.7%で、大学進学希望者の16.3%は「就きたい職業も働きたい業界も決まっていない」と回答した。将来のイメージを具体的に持っている生徒は「男子」31.2%より「女子」42.3%、「文系志望者」32.9%より「理系志望者」43.4%が多い傾向にある。

 また第一志望進路別にみると、就きたい職業が決まっていると回答した生徒がもっとも多かったのは「短大進学希望者」57.3%で、ついで「専門学校進学希望者」43.6%、「大学進学希望者」35.0%、「就職希望者」29.3%という結果だった。

 卒業後の進学先についての質問では、「自宅から通いたい」と考える生徒が45.6%で、そのうちの約6割が金銭面の心配から地元進学を希望しているという。エリア別にみると、関東・関西では5割以上の生徒が「自宅から通いたい」と考えているが、東北・甲信越・北陸・中国・四国では3割を下回った。

 また、将来「(絶対+まあまあ)地元で働きたい」と考える生徒は37.6%だったが、進学時に地元を希望する生徒の53.3%が地元就職を希望しているのに対し、「地元を離れ一人暮らしをしたい」生徒の地元就職希望者は16.9%と、進学時に地元希望か否かで就職時の地元志向に差が出ることがわかった。

 普段の会話に関する質問では、友人との会話では「恋愛」92.4%、「趣味」91.1%が多く、母親との会話では「高校卒業後の進路」86.4%や「将来の夢や仕事」79.5%が多い結果となった。また、父親については「高校卒業後の進路」48.0%が最多だったが、どの話題でも母親や友人を上回らなかった。

 「現在通っている学校でキャリア教育を受けたことがある」高校生は24.5%。そのうち、45.0%が「具体的に就きたい職業が決まっている」と回答し、「キャリア教育を受けたことがない」と回答した高校生よりも10.0ポイント高い結果(35.0%)となった。実際に受けたキャリア教育のプログラムでもっとも多かったのは「職業や会社について調べる授業」54.6%、ついで「社会人の方が経験を語る講演」53.3%、「適性診断などの受検」40.7%だった。
《外岡紘代》

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