科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では9月15日、次世代人材育成に向けた「高大連携で生かす博士力―SSH等でのキャリアパス展開可能性を探る―」を開催する。博士人材の活躍促進のための政策を、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)堀川高校教員と元校長を招き議論する。 文部科学省直轄の国立試験研究機関であるNISTEPが行う同ワークショップでは、博士人材のキャリアパス多様化に向けて、博士人材の進路について具体的な職業分野を設定し、博士人材活用の意義、実際の状況、課題などを共有。博士人材の活躍を促進するためにはどのような政策が必要かについて議論を行う。 第1回ワークショップは、SSHの運営や生徒指導を行う京都市立堀川高校の博士教員である飯澤功氏と、当時の校長として博士教員を採用した荒瀬克己現大谷大学教授が対話形式で行う。同ワークショップでは、キャリアチェンジの過程や博士力の生かし方、高校の授業の中で博士力を活用することに思い至った過程、「堀川の奇跡」と言われた100名もの国公立大学現役合格者数急増への貢献について語られる予定。 後半は大学関係者、行政関係者もディスカッションに参加し、博士の力が活用されるために次世代人材の育成と高大連携に必要な政策や支援について議論する。◆第1回 NISTEP人材政策研究ワークショップ「次世代人材育成、高大連携で生かす博士力―SSH等でのキャリアパス展開可能性を探る―」日時:9月15日(火)14:00~16:30(開場13:30)場所:文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室定員:100名 参加費:無料 申込方法:メール締切:9月14日(月)15:00