校外学習の夜に教員が飲酒、減給ほか懲戒処分…横浜市

 横浜市教育委員会は、9月28日、市内中学校の副校長や教諭ら計6名を懲戒処分に処したことを発表した。被処分者らは、5月21日から23日に長野県飯山市で行われた第2学年の自然教室において、深夜に飲酒したとされている。

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 横浜市教育委員会は9月28日、市内中学校の副校長や教諭ら計6名を懲戒処分したことを発表した。被処分者らは、5月21日から23日に長野県飯山市で行われた第2学年の自然教室において、深夜に飲酒したとされている。

 懲戒処分の対象となった教諭らのうち、減給処分とされたのは市内中学校の主幹教諭(50歳代)と、20歳から40歳代の教諭。それぞれ、主幹教諭が4か月の減給に処され、20歳代の教諭が3か月の減給処分、ほか教諭が減給1か月処分となった。減給については、いずれも給料および教職調整額の月額の10分の1。減給処分のほか、教諭1名と副校長が文書訓戒とされた。

 処分日は9月28日。被処分者らは、5月21日から23日に長野県飯山市で行われた第2学年の自然教室において、深夜に主幹教諭が使用している部屋で飲酒したとされている。翌21日と22日には、減給対象となった教諭らが飲酒に加わった。文書訓戒に処された教諭は、飲酒はしなかったが同席していたため処罰対象となった。また、副校長は今回の自然教室の引率責任者であったため、責任を問われ文書訓戒に処された。

 南部学校教育事務所長は、今回の事件について「極めて遺憾」とコメント。「生徒や市民の信頼を取り戻すべく、再発防止に向け、教職員一人ひとりが服務規律を遵守することをあらためて自覚し、不祥事防止に全力で取り組むよう指導してまいります」と述べた。

 ネットでは、本件について「氷山の一角」「指導時間外なら問題に問われる必要もないのでは」「主幹教諭が飲酒を強要したのかが気になる」などの意見が挙がっている。
《佐藤亜希》

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