日本でTOEICプログラムを実施・運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は10月1日、2016年1月より「TOEIC Speaking 公開テスト」を開始すると発表した。東京・名古屋・大阪にて年48回実施予定。申込みは11月20日より受け付ける。 IIBCが実施・運営するテストのうち、英語で「話す」能力を測定するものは、スピーキングテスト20分・ライティングテスト60分の計80分で構成された「TOEIC Speaking & Writing 公開テスト」であった。しかし、よりスピーキング能力を鍛えたいなど「スピーキングのみ」の受験を求める声に応え、今回「TOEIC Speaking 公開テスト」を開始。現在学習中で自分の実力を試したい人、スピーキング能力を資格として証明したい人、効果的なスピーキング学習法を模索している人などに活用してもらいたいという。 同テストは、音読問題(短い英文を音読)、写真描写問題(写真を見て内容を説明)、応答問題(インタビューに答えるなどの設定で応答)などのスピーキング11問を20分間で実施。テスト会場にてパソコンを使い、ヘッドセットを着用の上マイクに向かって音声で解答を吹き込む形式となっている。 テスト結果および評価は、200点満点中10点きざみで採点され、スコアをもとにした評価がProficiency Level Descriptor(能力レベル別評価)として8段階で表示される。また発音、イントネーション、アクセントについての評価もそれぞれ3段階で表示される。採点はETS認定の複数の採点者によって行われる。 なお、国土交通省観光庁主管の国家試験「通訳案内士試験」では、TOEICスコア840以上、TOEICスピーキングスコア150以上、TOEICライティングスコア160以上のいずれかで英語筆記試験が免除になるという。◆ TOEIC Speaking 公開テストテスト形式:パソコンを使った受験テスト時間:11問・20分テスト結果:0~200点実施回数:年48回(毎月日曜、午前2回・午後2回)会場:専用会場のみ(東京・名古屋・大阪)受験料:6,804円