女性社長輩出数の大学ランキング発表…女子大が健闘Top15に4校

 帝国データバンクは10月20日、第3回「全国女性社長分析」の調査結果を発表。女性社長が多い業種トップは保育所で、半数近くを女性が占めていた。出身大学では、日本大学が231人ともっとも多く、ついで慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学となった。

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出身大学別ランキング(帝国データバンク)
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 帝国データバンクは10月20日、第3回「全国女性社長分析」の調査結果を発表。女性社長が多い業種トップは保育所で、半数近くを女性が占めていた。出身大学では、日本大学が231人ともっとも多く、ついで慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学となった。

 調査では、2015年9月時点の企業概要ファイル「COSMOS2」から「株式会社」「有限会社」の代表を務める社長のデータを同社が抽出。業種、都道府県、出身大学などの集計・分析を行った。なお、2015年3月にも同様の調査を実施しており、 今回は3回目の調査となる。

 全社長数のうち7.51%を女性社長が占め、13.3社に1社が女性社長となった。業種(大分類)の女性社長比率をみると、不動産業の16.24%がもっとも高く、小売業10.16%、サービス業9.96%が続いた。業種(細分類)では、トップの保育所が46.64%と半数近くを占め、ついで化粧品小売35.43%、美容業34.46%だった。女性比率が高い職場であるがゆえに、女性社長の比率も高くなっているようだ。

 都道府県別の女性社長比率をみると、全国唯一の10%超えとなった青森県(10.19%)がトップ。その後は、2位に沖縄県(9.87%)、3位に徳島県(9.81%)が続いた。上位10位には、四国・九州地方から6県がランクインしている。なお、東京都は8.22%で13位ながら首都圏ではトップ、大阪府は7.33%で30位となっている。

 また、女性社長の51.04%が「同族継承」により社長に就任、34.64%が自身が起業した「創業者」だった。女性に「同族継承」が多いのは、男女の平均寿命の差が背景にあるという。女性の方が男性より長寿の傾向にあり、夫が立ち上げた事業を妻が引き継ぐケースが多くなる。

 出身大学別の女性社長数では、日本大学231人がもっとも多く、ついで慶應義塾大学208人、早稲田大学198人、青山学院大学192人、日本女子大学178人となった。3位までは男性社長の出身大学と同様の順位だが、15位以内には女子大4校がランクインしている。青山学院大学(女性4位、男性13位)、立教大学(女性6位、男性12位)など、文系学科が多い大学は女性学生数の割合が高く、女性社長数でも上位となる傾向があった。そのほかでは、法政大学(女性10位、男性6位)、中央大学(女性14位、男性5位)が、男女での順位差が大きかった。

◆女性社長数Top15 ※女子大が4校ランクイン
1位 日本大学
2位 慶應義塾大学
3位 早稲田大学
4位 青山学院大学
5位 日本女子大学※
6位 共立女子大学※/立教大学/明治大学
9位 同志社大学
10位 法政大学
11位 上智大学
12位 聖心女子大学※/学習院大学
14位 中央大学
15位 武庫川女子大学※
《黄金崎綾乃》

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