大学入試の多様化が進むなか、東京大学は平成28年度(2016年度)入学者選抜から、日本の高校等の生徒を対象に初の推薦入試を実施する。11月2日に願書の受付が開始され、6日に締め切る。 第一次選考の結果は12月1日に発表され、その後、12月に面接等を実施、1月16日、17日の大学入試センター試験を経て、2月10日に最終合格者が発表される。 東京大学では、推薦入試の実施にあたり「学部教育の総合的改革の一環として、多様な学生構成の実現と学部教育のさらなる活性化を目指す」としている。 推薦入試における募集人員は100人程度。各学部等の募集人員は以下のとおりで、合格者が募集人員に満たない場合は原則として残余の募集人員を各学部(医学部においては医学科、健康総合科学科)が主に対応する科類の前期日程試験の募集人員に繰り入れるという。・法学部:10人程度・経済学部:10人程度・文学部:10人程度・教育学部:5人程度・教養学部:5人程度・工学部:30人程度・学部:10人程度・農学部:10人程度・薬学部:5人程度・医学部:5人程度(医学科3人程度、健康総合科学科2人程度) 初の東大推薦入試への出願状況が注目される。