慶應、全学部生対象の英語による授業「GIC」2016年4月スタート

 慶應義塾大学は12月10日、2016年4月より全学部生を対象に英語(またはそのほかの外国語)による授業を一定単位取得した学生に修了証を与えるプログラム「GIC(Global Interdisciplinary Courses)」を開始すると発表した。

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 慶應義塾大学は12月10日、2016年4月より全学部生を対象に英語、またはそのほかの外国語による授業を一定単位取得した学生に修了証を与えるプログラム「GIC(Global Interdisciplinary Courses)」を開始すると発表した。

 慶應義塾大学は、文部科学省が採択するスーパーグローバル大学創成支援事業のタイプA(トップ型)に採択されており、事業の一環として2014年11月にGICセンターを設立。国際的かつ学際的な人材の育成に努めている。今回開始するGICは、おもに英語によるキャリア形成を目指す学生に効果的な学習機会を提供するプログラムとなる。

 GIC科目にはコア科目(基礎的な科目)とリサーチ科目(専門的な科目)を設け、2016年度は両者あわせて約300の授業を開講予定。うち約80科目はGICセンター独自の新設科目となる。卒業時までにコア科目とリサーチ科目の取得単位が合計40単位以上となった学生に修了証が授与される。コア科目はおもに日吉キャンパスと湘南藤沢キャンパス(SFC)で開講する。リサーチ科目は各学部の専門課程や国際センターで開講し、全学部生が受講可能。

 一部授業については日吉キャンパスとSFCを遠隔装置でつなぎ物理的な移動なしに履修を可能にするほか、将来的には映像授業化しインターネットを通じて配信するアーカイブ構想も想定されている。また、現在英語のみで学部卒業ができる経済学部のPEARLや総合政策学部・環境情報学部のGIGAなどとの連携も視野に入れているという。
《畑山望》

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