英語能力示すスコア尺度「CSE2.0」精度上げて完成…大学・高校入試に活用へ

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「CSE2.0」のイメージ
  • 「CSE2.0」のイメージ
  • 「CSE1.0」と「CSE2.0」の比較
  • これまでの「CSE1.0」と今後の「CSE2.0」
 日本生涯学習総合研究所と日本英語検定協会は、英語のテスト結果を比較可能とするスコア尺度「CSE2.0」が完成したことを発表した。2014年に発表した「CSE1.0(CSE)」の精度を上げて英語力を細かく把握でき、大学や高校入試に活用できるようにした。

 2014年9月に発表した「CSE(Common Scale for English)」は、語学のコミュニケーション能力をレベル別に示す国際基準規格「CEFR」のA1レベル(初級学習者)からC2レベル(熟達した学習者)までの6つの範囲を「スピーキング」「ライティング」「リーディング」「リスニング」の4技能を点数にして尺度化したもの。4技能を各1,000点満点として合計0点から4,000点で表し、英語学習者や指導者に学習の進捗度合いを測定できる指標として活用されている。

 今回、「CEFR」との関連性を4技能対応型試験「TEAP」を用いて検証し、「TEAP」「実用英語技能検定」「センター試験」など複数のテスト間でのスコア関連性について相関調査を行い、受験者の英語力をスコアで細かく把握できる「CSE2.0」を開発した。また、「CSE2.0」の開発に伴い、これまでのCSEは「CSE1.0」と表記する。

 「CSE1.0」では、スコアの刻み幅が400点(A2 2,100点~B1 2,500点)だったが、「CSE2.0」では600点(A2 1,700点~B1 2,300点)に広がり、より高い精度で細かく能力を識別できるようになった。

 大学入試において、外部資格検定試験を個別入試の英語試験の点数に読み替えている大学では、選抜基準を細やかに設定できるようになる。たとえば実用英語技能検定では、入学者選抜の合格基準が級の合否でしか判定できなかったが、受験者の英語力を技能別にスコアで算出でき、各技能のバランスのとれた受験者選抜が可能。

 現在、活用している「CSE1.0」は、2016年度から実用英語技能検定、TEAP、英検IBAでスコア表記を「CSE2.0」を用いたものに変更していく。日本生涯学習総合研究所と日本英語検定協会は、新しい「CSE2.0」を希望の大学・学部への進路実現の基準としても活用するよう生徒らに呼びかけている。
《田中志実》

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