国際子ども図書館、中高生体験プログラムスタート…新コーナーも

 国立国会図書館国際子ども図書館は2月2日、「調べものの部屋」と「児童書ギャラリー」を開室した。資料約1万冊を開架した「調べものの部屋」では4月から、中高生を対象とした「調べもの体験プログラム」もスタートする。

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国際子ども図書館の調べものの部屋
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  • 国際子ども図書館の児童書ギャラリー
 国立国会図書館国際子ども図書館は2月2日、「調べものの部屋」と「児童書ギャラリー」を開室した。資料約1万冊を開架した「調べものの部屋」では4月から、中高生を対象とした「調べもの体験プログラム」もスタートする。

 国立国会図書館国際子ども図書館では2015年9月、新館となるアーチ棟がオープン。第一資料室と第二資料室を統合して児童書研究資料室とするなど、リニューアルを行った。これに伴い、明治期の歴史的な建築物であるレンガ棟でも改修工事を実施。レンガ棟2階に「調べものの部屋」と「児童書ギャラリー」を開室した。

 「調べものの部屋」は、全国各地の学校図書館をモデルとしており、中高生の調べものに役立つ資料約1万冊を開架している。資料や端末を利用して、資料や情報を検索・収集することができる。中高生に限らず、誰でも利用が可能。

 「児童書ギャラリー」は、明治から現代までの日本の子どもの本の歩みをたどる常設の展示室。約1,000冊の展示資料は、直接手に取って読むことができる。専用端末からは、国立国会図書館デジタルコレクションをはじめ、絵本ギャラリーや電子展示会も閲覧できる。

 4月からは、調べものの部屋において中高生向けに「調べもの体験プログラム」も提供される。短時間で図書館における調べものを体験することができ、中学生向けに「調べもの対戦」「調べものクイズ」「ストーリー創作」の3コース、高校生向けに「文献探索」「部活に活用」「POP広告」の3コース、全6種類のプログラムが用意されている。修学旅行や校外学習などの機会にも利用できるという。

 「調べもの体験プログラム」は、事前申込制。実施日は火曜日から木曜日で、夏期・冬期・春期学校休業中は実施しない。対象人数は20名程度まで。ただし、一部コースでは20名を超えるクラス単位での参加も可。申込みは学校単位となる。

◆調べもの体験プログラム
場所:国立国会図書館国際子ども図書館(東京都台東区上野公園12-49)
開始予定:4月より
実施場所:調べものの部屋(レンガ棟2階)
対象:中学校、高校
人数:5~20名(20名を超えるクラス単位での参加は一部コースに限られる)
実施日:火~木曜日(祝日と第3水曜日は休館、夏期・冬期・春期学校休業中は実施しない)
コース:
【中学生】調べもの対戦コース、調べものクイズコース、ストーリー創作コース
【高校生】文献探索コース、部活に活用コース、POP広告コース
申込方法:学校単位でFAXにて希望日の1か月前までに申し込む
《奥山直美》

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