【大学受験2016】代ゼミが国公立大出願状況を分析、難関大に前年の反動

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国公立大学の志願者数・倍率の推移
  • 国公立大学の志願者数・倍率の推移
  • 2016年 国公立大学出願の総括表
  • 2016年 系統別志願者の対前年指数(前期)
  • 2016年 難関国立大学の志願者数対前年指数
 代々木ゼミナールは3月2日、2016年度入試情報として国公立大学出願状況の分析を発表した。2016年は、東京大学の後期や2大学の医学部医学科後期の廃止などの影響により、志願者数が前年より2,888人減少。センター試験開始以降、志願者数、倍率ともに最低となった。

 分析によると、前年に比べ後期日程では志願者が3,270人減、前期日程でも673人減少。中期日程では1,055人増加したものの、計2,888人の志願者減となり、センター試験開始以降の最低記録を更新した。センター試験では平均点が大きく低下した科目があり、特に理系の得点状況が前年より低い傾向に。センター試験志願者は増加したものの、実際の国公立志願者が減少に転じたのはセンター試験の結果により出願を諦めた人が多かったと推測される。

 系統別の状況を見ると、2014年までの「理工文低」傾向が薄れ、文系の最大系統である経済系の志願者も増加に転じたことから「文高理低」傾向が明確となった。前期の志願者数が前年を上回ったのは「総合」「経済」「生活」「国際」など。一方減少に転じたのは「歯学」「医学」「教育」など。「教育」の減少は、今回15大学においていわゆる「ゼロ免課程」が廃止されたことによる。募集人員も減っているので倍率は低下していない。

 旧帝大などの難関大学では大幅な変動はなく、大学別に見ると、前期日程志願者数の対前年指数は九州大の103~名古屋大の96の間に収まっている。難関大では前年の反動という要素が大きく、東京大では前年第1段階選抜が行われなかった文科三類が志願者を伸ばし、文科一類、文科二類が志願者数を減らした。なお、今回のように東京大において3つの科類(文科一類、文科二類、理科二類)で第1段階選抜が行われないのは初めてのことだという。

 また、京都大でも前年の反動で、前年1割以上の志願者減だった「法学部」「総合人文学部理系」「薬学部」が大きく志願者を伸ばした。一方、「経済」「農」「理」などは志願者を減らし、文系理系問わず増減が見られる結果となった。そのほか、前年の実質倍率が1倍台まで低下した東北大の「経済学部」「教育学部」などが今年大きく志願者を伸ばした。

 詳しい分析結果については、代々木ゼミナールのホームページに掲載。国公立大学入試情報の出願結果、集計表・分析コンテンツから見ることができる。
《畑山望》

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