【高校受験2016】埼玉県公立高校入試<社会>講評…構成・内容に3つの変化

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2016年度 埼玉県公立高校 講評 社会
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 3月2日、平成28年度埼玉県公立高校入試が実施された。全日制普通科の募集人員28,868人に対し、志願者数は35,698人で倍率は1.24倍。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査の「社会」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<社会>講評(スクール21 提供)

 全体の難易度は例年とあまり変化はありませんでしたが、問題の構成・内容については大きく3つの変化がありました。

 まず1つ目としては、小問の数が2題増えたことが挙げられます。但し、記述は全体としてやさしめだったので、問題が増えてもかかる時間は例年と大きな違いはなかったと思われます。

 2つ目として、大問3の日本史において、問題が史料中心のものとなったことが挙げられます。この箇所の難度はやや上がったように思われます。

 3つ目として、選択問題の増加が挙げられます。選択問題は記述問題に比べて、答えるのが易しいというイメージがありますが、今年の選択問題は組み合わせが紛らわしく、難度の高いものがありました。

(1)世界地理

 グラフや表の読み取りが例年に比べ平易で、きちんと読めば答えられる問題でした。

(2)日本地理

 典型的な問題が多く、例年に比べ平易でしたが、今まで出なかった傾向の問題が出題されました。家の周りの樹木の位置というのがその内容ですが、季節風の特徴がおさえられていれば、難しい問題ではありません。

(3)日本史(古代~近世)

 史料問題が大きく変わりました。また、ワカタケル大王が宋の皇帝に手紙を送った理由を聞いた問題は、難度が高かったと思われます。

(4)日本史(近現代)

 例年受験生を悩ませる年号整序ですが、きちんと年号を覚えている受験生は容易に答えられる問題でした。但し、柳条湖の場所やポーツマス条約の内容などが、間違えやすかったかも知れません。

(5)公民

 例年と比べ大きな変化はありませんが、累進課税の問題は、きちんと理解していない受験生は、取りこぼしてしまったかも知れません。また、間接税を「すべて」選ぶ問題も難度が高かったようです。

(6)総合

 今年は北陸新幹線が題材となりましたが、問題は典型的なもので、例年通りの難易度でした。

 埼玉県公立入試の社会は、史料問題が多く出題されます。教科書や史料集の図版、グラフをよく理解しておくことが重要です。
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 このレポートは2016年3月2日に速報としてスクール21により作成されたもの。

 なお、スクール21は3月5日から27日まで、埼玉県各地で新中1年生から3年生とその保護者を対象とした「平成28年度高校入試報告会」を行う。報告会当日は、平成29年度から大幅に変わる新しい学力検査問題の分析や入試対策などをテーマに、平成28年度入試状況の報告と平成29年度入試展望を解説する。参加は無料で、各会場とも定員に達し次第参加応募を締め切る。申込みはスクール21のWebサイト申込みフォームから、または電話で申し込む。

協力:スクール21
《編集部》

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