河合塾は3月7日、2016年度入試情報に私立大志願状況の集計データ最新版をKei-Netに掲載した。3月7日現在、主要大学107校の志願者数は合計233万2,272人。そのうち、一般方式は前年度比105%の159万4,533人、センター方式は前年度比103%の73万7,739人となった。 全体概況をみると、主要私立大学107校の志願者数は、一般方式159万4,533人、センター利用方式73万7,739人、合計233万2,272人(前年度比104%)となった。おもな大学グループでは、早慶上理は23万740人(同101%)、MARCH40万4,997人(同103%)、関関同立24万8,423人(同102%)など。特に増加が顕著だったのは、首都圏理系8大学(千葉工業・北里・工学院・東京工科・東京電機・東京農業・麻布・神奈川工科)で、前年度比116%にのぼった。 学部系統別では、人文科学系39万1,580人(前年度比103%)、社会科科学系92万5,182人(同107%)、理・工・農学系66万8,693人(同102%)、医療系14万4,925人(同102%)、その他の系統20万1,892人(同107%)となった。前年度と比較して大幅に増加しているのが、心理(同115%)、法(同111%)、看護(同110%)など。一方、薬(同94%)、理・生命科学(同97%)、農・獣医(同97%)などは、前年度より志願者が減少している。河合塾が分析したとおり、 文高理低 の状況となった。 大学別志願状況も掲載されており、一般方式、センター利用方式、合計の志願者数、前年度との比較が一覧となっている。志願者数10万人超えの大学は、明治大学、早稲田大学、法政大学、近畿大学。9年ぶりの志願者増となった早稲田大学では、一般方式9万2,084人、センター利用方式1万5,955人が出願し、全体で前年度比104%となった。また、医学部を新設した東北医科薬科大学は、前年度比325%と大きく志願者数を伸ばした。 なお、河合塾の主要私立大出願状況では、出願期間中の方式、志願者数未公表の入試方式、2期入試および2部(夜間主)は集計対象外。そのため、後期日程を含めると順位の変動が発生するとみられる。 河合塾のKei-Netでは、2016年度入試情報のほか、2017年度以降の入試情報、過去の入試結果データなどを掲載している。◆河合塾の主要私立大学出願状況 合計志願者数ランキング(3/7時点)1位 明治大学 10万8,055人2位 早稲田大学 10万8,039人3位 法政大学 10万1,976人4位 近畿大学 10万949人5位 日本大学 9万8,606人 ※一般方式・センター利用方式とも未確定6位 立命館大学 8万7,845人7位 中央大学 7万4,423人8位 関西大学 7万3,799人9位 千葉工業大学 7万413人10位 東洋大学 7万16人
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