子どもの利用に注意、審査・年齢制限なしの「LINE Payカード」

 “LINEユーザーのためのプリペイドカード”として、24日よりサービス開始となった「LINE Payカード」。申し込み件数は、受付開始から3日間(72時間)で10万枚を突破したという。

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「LINE Payカード」券面デザイン
  • 「LINE Payカード」券面デザイン
  • LINEアプリの「その他」画面
  • デザインの選択
  • 姓名の入力
  • 郵便番号の入力
  • 住所の補完
  • 唯一面倒なのが「パスワード」の設定だ
  • LINE Payの画面
 “LINEユーザーのためのプリペイドカード”として、24日よりサービス開始となった「LINE Payカード」。申し込み件数は、受付開始から3日間(72時間)で10万枚を突破したという。そのサービス内容と手順を確認するために、私も申し込みを行ってみた。

 「LINE Payカード」は、LINE子会社であるLINE Payによるプリペイドカードだ。現金をチャージすることで、加盟店でクレジットカード同様に使えるのが特徴。ジェーシービーと協業しているので、国内・海外約3,000万店のJCB加盟店で支払いに利用できる。入会金・年会費は無料だ。また利用特典としては、 カードの利用金額の2%分(100円につき2ポイント)が「LINEポイント」として蓄積される。利用時にLINEアプリにプッシュ通知を送信することもできる(リアルタイムで残高管理・利用履歴の閲覧が可能)。

 クレジットカードと異なるのは、与信審査や年齢制限がない点。LINEアプリ内から、名前と住所を入力するだけで、数日のうちに到着するという。未成年などカードを持てないユーザーが、JCB加盟店などで利用できるのは大きなメリットだろう。年齢認証がないので、MVNOでのLINEユーザーも問題ない。一方で、現金のやりとりが気軽にLINEユーザー間で行えるため、保護者等は、子どものLINE Pay利用について、注意を払う必要があるだろう。

 そこで実際にLINEアプリから申し込みを行ってみた。LINEアプリの「その他」画面には現在、LINE Payのアイコンに加え、「LINE Payカード」の広告が表示されているので、とりあえず広告をタップ。すると、カードの申し込みがスタートする。

 申込み時に選べる券面デザインは4種類。1番人気は、公式キャラクター「ブラウン」を全面に描いたカードで、以下、「カラフル」「ホワイト」「ブラック」の人気順だという。

 デザインの次は、姓名の入力。次に郵便番号の入力。表示された住所の補完。最後にパスワードの設定となる。

 パスワードは決済や送金のときに入力が必要となるもので、7桁の数字となっている。ここで1点だけ、面倒なことがある。数字の条件が「同じ数字のみ」「連続する数字(1234など)」「2種類の数字の繰り返し」が不可となっている点。当たり前だが「1234567」「0000000」「0101010」みたいな単純な数字は使えないというわけだ。ただ、ここに書かれている以上に条件は厳しく「3つ以上の同じ数字の連続」も使えない。たとえば「01115432」といった数字は「111」があるので設定できないのだ。

 そのため、この7桁の数字は、かなり覚えにくいものにならざるを得ない。セキュリティの観点からは、非常に好ましいが、意外と発想に苦しんだ。私はけっきょく、住所や電話番号とはまったく関係がない、かといって、数学や歴史年表の語呂合わせとも関係のない、バラバラな数字を設定した。唯一、今回面倒だった点なので、各ユーザーも工夫をこらしてほしい。

 パスワード設定が終われば、LINE Payの画面が表示される。あとはカード本体の到着を待つばかりだ。到着は約1週間~10日後とのこと。

3日で10万枚突破!「LINE Payカード」を申し込んでみた……“面倒”なのは1ヵ所だけ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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