【中学受験2016】開成2.9倍、桜蔭2.0倍…難関校の実質倍率

 平成28(2016)年度の中学受験を振り返り、難関校の出願倍率と実質倍率を見ていくと、筑波大付属駒場が5.0倍、県立千葉が男子10.6倍、女子9.0倍、県立東葛飾が男子14.5倍、女子14.2倍など、国公立で高かった。

教育・受験 小学生
 平成28(2016)年度の中学受験を振り返り、難関校の出願倍率と実質倍率を見ていくと、筑波大付属駒場が5.0倍、県立千葉が男子10.6倍、女子9.0倍、県立東葛飾が男子14.5倍、女子14.2倍など、国公立で高かった。

 今回、対象とする中学校は表中にあるとおり、難関校22校(男子校10校、女子校5校、共学校4校、公立中高一貫校3校)について、出願倍率(出願者数/定員)と実質倍率(受験者数/合格者数)を調べた。なお、難関校は、2月1日~3日受験校を中心に広い地域から受験生が集まる人気校という条件で、リセマムが独自にピックアップしたものであり、公式に定義されているものではない。

 私立難関校の実質倍率は、開成が2.9倍、麻布が2.3倍、駒場東邦が2.1倍、桜蔭が2.0倍、女子学院が2.5倍、雙葉が2.9倍など、およそ2~3倍であった。併願がしやすい聖光学院2や豊島岡女子2、3、渋谷幕張2では実質倍率が6倍を超えた。また、開成と浅野、海城2、早稲田2、豊島岡女子1、渋谷幕張1では出願者数が1,000人を超えた。

 日能研の入試倍率状況サマリーによると、東京都内中学入試の出願倍率は、男子校が6.2倍(前年比0.1ポイント増)、女子校が4.1倍(同0.1ポイント減)、共学校が5.8倍(同0.4ポイント増)で、都内平均が5.2倍(同0.1ポイント増)。出願倍率の県内平均は、神奈川県が5.7倍(同0.1ポイント増)、千葉・茨城県が6.2倍(同0.1ポイント減)、埼玉県が11.4倍(同0.7ポイント減)であった。

 このほか、日能研では入試情報として入試倍率や試験ごとの応募者増加率や倍率増減をまとめた「年度比較表」をWebサイトに掲載。また、SAPIXや四谷大塚のWebサイトでも出願状況や入試結果を掲載している。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top