【GW2016】海外での感染症に気をつけよう…厚労省や外務省が呼びかけ

 厚生労働省は4月15日、ゴールデンウィーク中の海外渡航における感染症予防についてホームページに情報を掲載。海外で注意すべき感染症とその予防対策についてまとめ、注意を呼びかけた。また、外務省も海外の地域別に医療事情をまとめた情報を掲載している。

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厚生労働省 感染症啓発ポスター
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 厚生労働省は4月15日、ゴールデンウィーク中の海外渡航における感染症予防についてホームページに情報を掲載。海外で注意すべき感染症とその予防対策についてまとめ、注意を呼びかけた。また、外務省も海外の地域別に医療事情をまとめた情報を掲載している。

 2016年のゴールデンウィークは最大10連休となることから、海外への渡航者が増えることが予想される。厚生労働省では、渡航中に海外で感染症にかかることのないよう、渡航前に感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要として、注意すべき感染症の感染経路や予防対策などの詳細をホームページに掲載。渡航中や帰国後に気分が悪くなった際の対処法についても情報を載せている。

 2016年は、昨年より中南米を中心に感染が多数報告されたジカウイルス感染症への注意を強く呼びかけている。蚊を媒介とする感染症のため、蚊に刺されない対策を十分にとるほか、特に妊婦および妊娠の可能性がある場合には流行地への渡航を控えるよう促している。また、海外でもっとも感染の可能性が高い食べ物や水を介した消化器系の感染症や、日本では発生していない蚊・マダニ・動物を媒介した感染症にも注意喚起している。

 厚生労働省のホームページでは、おもな感染症の発生地域や感染経路、症状、予防方法などの詳細を掲載している。渡航先によって対策が異なる場合もあるため、過信せず渡航先の情報や予防方法などを事前にチェックすることが重要だ。

 また、外務省では海外安全対策として世界の医療事情をまとめたページをホームページに掲載。国・地域別に衛生面や病院などの医療事情、かかりやすい病気、渡航中に気をつけるべき点などを詳しく紹介している。渡航前にはぜひ渡航先の情報に目を通し、状況を確認してもらいたい。
《畑山望》

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