文部科学省は4月15日、平成28年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の参加学校数等の状況について発表した。4月14日時点で、国公私立学校を合わせて3万76校が参加し、4月19日に一斉に実施される。 全国学力テストは、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し改善を図ることなどを目的に実施されている。対象は国公私立学校の小学6年生と中学3年生。科目は国語、算数・数学で、それぞれ知識に関する問題Aと活用に関する問題Bが出題される。そのほか、生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査を児童生徒と、学校に対して行う。また、昨年度実施した理科のテストは行わない。 平成28年度の参加校は小学校が1万9,942校、中学校は1万134校の計3万76校。調査対象者が在籍する学校総数に対し、参加校数の割合は小学校で99.5%、中学校で96.3%、合わせると98.4%となった。 内訳として、国立小・中学校の参加は155校で参加率は100%。公立小・中学校の参加は2万9,435校で参加率は99.9%。私立小・中学校の参加は486校で参加率は49.4%。前年度と比較すると1.3ポイント増えている。 全国学力テストは、約108万人の小学6年生と約110万7,000人の中学3年生が参加することになる。また、4月19日に一斉実施するが5月6日までの後日実施が可能。後日実施の場合は、全体の集計から除外になる。