吉本興業が学校法人設立に着手、一流講師を揃え2018年開校目指す

 吉本興業は4月20日、世界で活躍できるエンターテイメント人材の育成を目的とした学校法人を沖縄県内に新たに設立することを決定したと発表した。今後、沖縄県内の複数の候補地を念頭に、2018年の開校を目指して具体的な検討を進めていくという。

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 吉本興業は4月20日、世界で活躍できるエンターテインメント人材の育成を目的とした学校法人を沖縄県内に新たに設立することを決定したと発表した。今後、沖縄県内の複数の候補地を念頭に、2018年の開校を目指して具体的な検討を進めていくという。

 吉本興業は、これからの成長領域であるエンターテインメントおよび「コンテンツ&クリエイティブ産業」を沖縄県の未来の街づくりの基盤とし、優れた人材の育成によるジャパン・コンテンツの国内外への発信を目指す「沖縄エンターテイメント・ビレッジ構想」を掲げている。今回の学校法人の設立は、その中核となる取組み。

 学校は2年制を想定しており、ダンスや歌唱、漫才や演技などに取り組むパフォーマーだけでなく、エンターテインメントを支える最先端のバックヤードの仕事にも光を当て、視覚効果やプロダクション・デザイン、衣装デザインや特殊メイクといった分野や三次元CG、照明技術といった分野の講義もそろえる予定。

 加えて、エンターテインメント・ビジネスに欠かせない法務やマーケティングなどの知識を学ぶ講義など、裾野の広いエンターテインメント産業のニーズに応える多彩な人材を育成したいとしている。

 また講師には、トニー賞を過去3度受賞したブロードウェイのミュージカル・スターであるヒントン・バトル氏、世界的なダンサー・振付師・女優でエミー賞受賞者のデビー・アレン氏、テレビドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」の人気俳優でプロデューサー・実業家としても活躍のマシ・オカ氏など、各ジャンルの世界レベルの一流講師を招聘する予定だ。

 吉本興業では、新設する学校を通してサマースクールや市民講座といった短期のプログラムや留学制度といったさまざまな学びの機会を提供するほか、沖縄の地で学ぶことができない生徒たちに対しては講義内容を無料アプリで配信するなど、より多くの人たちに開かれた学びの場を提供したいとしている。
《畑山望》

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