中高生のロボット開発に30万円助成…リバネスとTEPIAが新事業

 次世代のロボット開発を担う中高生を応援しようと、リバネスはTEPIA先端技術館と連携して、中高生ロボット開発チームに30万円を助成する「TEPIAチャレンジ助成事業」を創設した。採択チーム数は、最大10チーム。5月9日まで申請を受け付けている。

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TEPIAチャレンジ助成事業
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 次世代のロボット開発を担う中高生を応援しようと、リバネスはTEPIA先端技術館と連携して、中高生ロボット開発チームに30万円を助成する「TEPIAチャレンジ助成事業」を創設した。採択チーム数は、最大10チーム。5月9日まで申請を受け付けている。

 日本は、世界の約半数の産業用ロボットを開発しており、最近ではレスキューロボットやコミュニケーションロボットなど、ロボットが身近な存在になり始めている。ただ、ロボット開発には材料費や加工費、専門的な知識や技能が必要であるため、経験できる中高生はごく一部に限られている。

 リバネスとTEPIA先端技術館では、「次世代のロボット開発者を育成するためには中高生のうちから経験できることが必要」と、中高生がロボット開発にチャレンジできるための「TEPIAチャレンジ助成事業(サイエンスキャッスル連携事業)」を創設。身近な課題や社会課題を自分の力で解決したいという、ものづくりが好きな中高生を募集し、優れたアイデアには開発費として現金30万円を贈呈する。

 対象となるのは、オリジナルロボットの開発に挑戦する中学生、高校生、高等専門学校生(3年生以下)のチーム。今回は「『上下』に移動するロボットを開発せよ!」というテーマで募集する。募集期間は、5月9日まで。申請書類による第一次審査、オンライン面談(30分程度)による第二次審査を経て、採択チームを決定する。選考基準は、ロボットの独創性、期間中に2台のプロトタイプを完成できる(1台は予備・展示用)、生徒の挑戦意欲の3点。採択チーム数は、最大10チーム。

 開発期間は、6月から11月12日まで。採択チームには、通知送付後に助成金の振込みと開発サポートをスタート。開発期間中は、ロボット開発の経験者数名がメンターとして質問や相談に対応する。

 11月13日のコンテスト(成果発表会)では、ロボット開発の第一人者である千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長が審査委員長を務める。開発したロボットは、TEPIA先端技術館に展示されるほか、コンテストの優勝チームは12月24日のサイエンスキャッスル関東大会で成果を発表する機会がある。

 応募には、登録フォームへの申請が必要。詳細は、TEPIA先端技術館のホームページなどを参照のこと。

◆TEPIAチャレンジ助成事業
募集テーマ:「上下」に移動するロボットを開発せよ!
対象:オリジナルロボットの開発に挑戦する中学生、高校生、高等専門学校生(3年生以下)のチーム
※学校・指導者の同意が必要
助成金額:30万円
助成範囲:募集テーマのオリジナルロボット開発に要する経費(部品等購入費、設備費、試作費など。飲食代は除く)
採択件数:最大10チーム
募集期間:3月1日(火)~5月9日(月)
応募方法:Webサイトから申請
※郵送でも受け付けるが、Webサイトからデータでの応募を推奨
《奥山直美》

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