九大が学生に向け「ボランティア活動10の心得」掲載…早大や新潟大、星城大も

 平成28年熊本地震の発生を受け、九州大学は4月26日、被災地でのボランティア活動を考えている学生に向けた「ボランティア活動10の心得」とメッセージを掲載した。早稲田大学や新潟大学、星城大学の対応もまとめて紹介する。

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画像はイメージ (Photo by Carl Court/Getty Images)
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  • 九州大学「ボランティア活動10の心得」 一部
  • 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)「学生震災ボランティアの心得10か条」一部
 ボランティアを考える学生に向けた心得は、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)、新潟大学、星城大学なども掲載している。

 WAVOCは、「微力だが、無力ではない」という学生へのメッセージを掲載し、今自分ができることを冷静に見つめられるよう「学生震災ボランティアの心得10か条」を公開している。10か条はいずれもこれまで多くの学生ボランティアを支援した経験から作成されたもので、「被災地が自分たちでやる仕事をとらない」「涙が止まらなくなったら活動をやめる」といった注意が示されている。

 新潟大学は、新潟県災害ボランティア活動連絡協議会災害時のボランティア活動ハンドブックから引用した「災害時のボランティア心得」で学生たちに守ってほしい心がけや態度、ふるまい、原則を公表している。星城大学も、Webサイト内の「ボランティアの心構え」で震災ボランティアについて注意を掲載し、募金情報や支援情報もまとめている。

 「何かしたい、でも何をすべきかわからない」とひとり悩む学生も多いだろう。そんな場合は、各大学やボランティア団体が示すアドバイスを参考にしながら、家族や友人にまず、ボランティア活動への参加を考えていることを相談してみてはいかがだろうか。
《佐藤亜希》

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