光文書院は、ベネッセコーポレーションが平成28年度に新規発行した「小学校テスト」の一部と、光文書院が平成26年度に発行した「算数テストV」が酷似しており、著作権の侵害にあたるとして、「小学校テスト」の出版差止めと回収を求める警告書を4月4日付けで送付した。 現在、全国の公立小学校で採用されている評価教材(テスト)の多くは、教科書に準拠して作成されているため、教科書に掲載されている問題形式や図版、図式が類似していることは一般的だという。 しかし、今回の問題個所は、教科書に準拠しない、光文書院が独自に創作した問題形式であった。 ベネッセの「小学校テスト」と光文書院の「算数テストV」とを比較・分析した結果、ベネッセが光文書院のテストに依拠しない限り、問題類型の選択や各問題の内容、配列がここまで酷似した紙面を制作することはできないと判断し、ベネッセへ出版差止めと回収を求める警告書を4月4日付けで送付した。