H28年度グローバルサイエンスキャンパスは金沢大・名古屋大に決定

 科学技術振興機構(JST)は5月12日、「グローバルサイエンスキャンパス」の平成28年度採択機関を公表。金沢大学と名古屋大学が選定され、意欲・能力のある高校生を将来の科学技術人材として育成する。支援対象期間は最大4年間、支援金額(上限)は1年あたり3,000万円。

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グローバルサイエンスキャンパス
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 科学技術振興機構(JST)は5月12日、「グローバルサイエンスキャンパス」の平成28年度採択機関を公表。金沢大学と名古屋大学が選定され、意欲・能力のある高校生を将来の科学技術人材として育成する。支援対象期間は最大4年間、支援金額(上限)は1年あたり3,000万円。

 「グローバルサイエンスキャンパス」は、将来グローバルに活躍し得る傑出した科学技術人材の育成を目的とした事業。地域で卓越した意欲・能力を持つ高校生などを募集・選抜し、国際的な活動を含む高度で体系的な理数教育プログラムを開発・実施する大学の企画を支援する。実施の際は、教育委員会などと連携し、地域の才能育成拠点としてコンソーシアム(推進協議会)を組織。地域で生徒の才能育成に取り組む。

 13件の応募から採択機関として選定されたのは、金沢大学と名古屋大学の2大学。金沢大学は「世界でかがやく科学技術イノベーション人材の育成」を企画とし、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と連携して、両学が推進する先端融合研究領域の教育プログラムを提供する。名古屋大学の企画「名大MIRAI GSC」では、ノーベル賞を目指す独創的でイマジネーション豊かな研究者、世界の舞台でリーダーになり得る人材、または意志を持つ人材を募集。講義や実験の滞在型研修、海外研修で選抜・評価を行い、将来、世界の科学・技術を牽引するリーダーを発掘・育成する。

 なお、4月28日より科学技術振興機構「グローバルサイエンスキャンパス」Webサイトにて、平成28年度に実施する13大学の受講生募集情報が公開されている。
《黄金崎綾乃》

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