もっとも先進的な技術を保有する機関ランキング…Top3に大学の姿

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 パテント・リザルトは5月20日、大学・研究機関を対象に、2015年の特許審査過程において「他社牽制力」が認められた機関をランキングにまとめた。トップ3は産業技術総合研究所(産総研)、科学技術振興機構(JST)、東北大となった。

 「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2015」は、日本特許庁に特許出願され、2015年12月までに公開されたすべての特許のうち、2015年1月から12月末までの期間に「拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)」として引用された特許を抽出し、引用された件数を機関別に集計したもの。集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な機関が明らかになる。

 2015年にもっとも特許が引用された機関は産総研で1,255件。ついでJST572件、東北大学276件となった。4位以降10位まで、東京大学247件、UNIVERSITY OF CALIFORNIA208件、東京工業大学206件、理化学研究所201件、物質・材料研究機構199件、鉄道総合技術研究所195件、京都大学192件と続く。

 1位の産総研では、デンソーとの共同保有となっている「圧電体薄膜」に関する特許が、もっとも多く後発の特許の審査過程で拒絶理由として引用された。このほか、IDXとの共同保有である「マイクロ波加熱装置」や、オルガノとの共同保有である「流体供給システム」に関する特許などが引用された件数が多い。

 2位のJSTでは、東京工業大学の細野秀雄教授らの発明による「薄膜トランジスタおよびその製造方法」がもっとも引用された特許となった。分野別にみると、遺伝子工学や生物学的材料の調査・分析などに関する技術が多く引用されている。

 3位の東北大学のもっとも引用された特許は、「トランジスタ」に関する特許と、セイコーエプソンとの共同保有である「ウォータージェットメス」に関する特許となった。

 「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2015」の上位10社は、パテント・リザルトWebサイトにて確認できる。
《勝田綾》

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