フューチャースクールとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 フューチャースクールとは【ひとことで言うと】「教育ICTを活用した、21世紀にふさわしい“未来の学校”」

教育ICT 先生
総務省「フューチャースクール推進事業」、文科省「学びのイノベーション事業」のスケジュール(総務省「フューチャースクール推進事業」2014年度ガイドラインより)
  • 総務省「フューチャースクール推進事業」、文科省「学びのイノベーション事業」のスケジュール(総務省「フューチャースクール推進事業」2014年度ガイドラインより)
  • 2013年度の実証校(総務省「フューチャースクール推進事業」2014年度ガイドラインより)
  • 実証校の教室でのICT環境のイメージ(総務省「フューチャースクール推進事業」2014年度ガイドラインより)
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆フューチャースクールとは


【読み】フューチャー スクール
【表記】Future School
【分類】制度/一般常識
【ひとことで言うと】
「教育ICTを活用した、21世紀にふさわしい“未来の学校”」
【解説】
 「フューチャースクール」は、総務省が2010年度より推進している「フューチャースクール推進事業」において提唱されている、“21世紀にふさわしい、未来の学校”のことだ。フューチャースクール推進事業では、教育ICTを活用することで、「子ども同士が教え合い学び合う協働教育など、双方向でわかりやすい授業」「教職員の負担の軽減」「児童生徒の情報活用能力の向上」を、2020年までに実現することを目指している。

 2010年度にスタートした実証研究では、小学校10校において、全学級担任および全児童に1人1台のタブレットPCを配布。さらに全普通教室に1台のインタラクティブホワイトボードを設置し、授業を実践。翌2011年には中学校および特別支援学校でも実験を開始したが、2013年でフューチャースクール推進事業としての実証研究は終了している。

 実証研究を行った一部自治体では、次年度以降も、他学校でICT環境を展開したりしている。また、さまざまな成果がすでに報告されており、それをもとに総務省はガイドライン策定などを行っている。

【関連用語】教育ICT、教育スクウェア×ICT
【最終更新日】2016年6月4日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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