昨年末に発表したティーンが選ぶトレンドランキング2015の発表から半年。2016年も引き続きティーンならではの文化が流行中!マイナビティーンズでは、「モノ」「コト」「ヒト」「コトバ」の4ジャンルにおいて集計した結果を発表!モノ部門 1位 スマートフォンアプリ『SNOW』/469票2位 スマートフォンアプリ『Snapchat』/341票3位 フリマアプリ『メルカリ』/235票4位 アニメ『おそ松さん』/226票5位 セルカレンズ/127票5位 お菓子冷蔵庫/127票7位 外食チェーン『串家物語』/117票8位 グラデーションリップ/73票9位 ティント/71票 10位 スカーチョ/68票1位のカメラアプリ『SNOW』は、顔認証機能で自分の顔にスタンプをしたり、友だちと顔を入れ替えたりして写真や動画を撮影し、友だちと共有できる。昨年10月のリリースからみるみる人気が爆発し、いまや女子高生に必須のアプリとなっているようだ。2位は、『Snapchat』(通称:スナチャ)で、こちらもカメラアプリ。送った写真・動画・メッセージが一定時間経つと自動的に削除されることが特徴。変顔を送ったり内緒話をするときに使うティーンが多い。3位は、フリマアプリの「メルカリ」。フリマアプリを上手に活用し、ブランド物やほしい物を賢く購入しているようだ。<総評>上位3位が全てスマホアプリという結果に。特に、写真や動画を加工して“盛れる”コミュニケーションツールが人気を集めた。あらゆるアプリを使いこなし、日常生活を彩る手段として使用する10代の行動が見えるランキングとなった。コト部門 1位 斎藤さんゲーム/360票2位 井上プリ/223票3位 シェアハピダンス/216票4位 パーフェクトヒューマン/214票5位 トリセツ/160票6位 映画『ズートピア』のポーズ/113票7位 顔面シュークリーム/105票8位 auのCM/94票9位 ハーフアップおだんご/91票 10位 KATYのぷるるんダンス/77票1位はトレンディエンジェルのギャグを使ったリズムゲーム「斎藤さんゲーム」。携帯電話のCMで話題となったが、すでにその前からティーンの間では流行していた。2位「井上プリ」は、お笑いコンビNON STYLEの井上裕介さんとコラボしたプリントシール機のこと。井上さんがポーズを指導したり、ご本人のナレーションが聞けるという珍しさから、ティーンに話題となった。3位は、 江崎グリコ『ポッキー』のCMで話題になった「シェアハピダンス」。この曲をかけるとほとんどの女子高生が踊り出すほどの人気になった。<総評>1位に「斎藤さんゲーム」、3位に「シェアハピダンス」、さらに4位にはオリエンタルラジオの「PERFECT HUMAN」」がランクインするなど、「リズム(ダンス)×動画」が現代10代にヒットする要素として定着した。ヒト部門 1位 菅田将暉/235票2位 トレンディエンジェル/199票3位 横澤夏子/136票4位 高畑充希/126票5位 ゆうたろう/110票6位 志尊淳/99票7位 ディーン・フジオカ/98票8位 池田美優(みちょぱ)/81票9位 たくぽん/68票 10位 ぺこ&りゅうちぇる/62票1位は、ドラマ・CMで人気の俳優・菅田将暉さん。抜群の演技力とそのルックスで虜になるティーンが続出。さまざまな役がはまる俳優として、ティーンの支持を集めた。2位は、トレンディエンジェル。コトバ部門、コト部門にも関連するワードがランクインし、上半期最もティーンの中で支持を集めたお笑いコンビと言える。3位は、こんな女性いるいるというネタでお馴染みの横澤夏子さん。自分はまねできないけど、周りの女性にあてはめながら見るのがティーン女子に受けていた。<総評>今回のランキングではマスメディアでの認知度が高い3組が3位までにランクインした。また10位以内にはみちょぱ、たくぽん、ぺこ&りゅうちぇるなどの読モがランクインしティーンならではのランキングとなった。コトバ部門 1位 おけまる/262票2位 らぶりつ/246票3位 斎藤さんだぞ/210票4位 良き(いいね)/162票5位 うけ(うける)/162票6位 PK(パンツ食い込んでる)/159票7位 いえぁ(やった!YEAH!)/150票8位 沸く(やった!)/137票9位 ラッセンが好き~(お笑い芸人・永野さんのギャグ)/102票 10位 建築関係トントントン(タレント・りゅうちぇるさんと明石家さんまさんのネタ)/97票1位の「おけまる」は「OK」の意味。「おっけー。」の「。」を声に出したもの。他にも語尾に「まる」をつける言葉がティーンに浸透した。2位はツイッター用語で、「お気に入りとリツイートよろしくね」という意味の「らぶりつ」。SNSでハッシュタグと一緒に使用するティーンが多く、今年の頭から流行した。3位は、M-1王者・トレンディエンジェルのギャグ「斎藤さんだぞ」。コト部門1位にランクインした「斎藤さんゲーム」で使用するなど、上半期ティーンが最も使ったギャグだと言える。<総評>「おけまる」「らぶりつ」などSNSで流行するワードがティーンのなかで流行した。また6位にランクインした「PK(パンツ食い込んでる)」や「沸く(やった)」などはティーンならではの言葉としてすでに定着している。<全体総評><ヒト部門>については、上位はマスメディアの影響を受けた人物、10位以内にはSNSが起点となって人気になった読モがランクインするなど、マスとスマホをうまく使い分けている印象を受ける。<モノ部門>のアプリは「SNS×自撮り」、<コト部門>に多くランクインしたダンスは「リズム(ダンス)×動画」など、もともとある何かを活かして新しい文化「ミックスカルチャー」を生み出す現代ティーンの特徴が現れている。また、<コトバ部門>については、SNSでの交流に使用する単語が多くランクインしており、数あるSNSを自由に使いこなすネオデジタルネイティブ世代ならではのランキングとなった。■調査概要<2016年上半期「ティーンが選ぶトレンドランキング」調査概要>調査方法: 『マイナビティーンズ』編集部が会員のヒアリングをもとに4つのジャンルごとにランキング候補を選抜し、その中からの複数選択式インターネットアンケート。13歳~19歳の『マイナビティーンズ』女子会員を対象に実施。回答数: 838人調査期間: 2016年5月23日~6月12日 ※ランキングの詳細は『マイナビティーンズ』(https://teens.mynavi.jp/sneet/)にも掲載しています。<Profile>雀部 明日香10代女子会員6万人を有するマイナビティーンズ編集長。メディアの立ち上げ当初から、毎年多くの女子高生・女子学生とのイベント企画やマーケティングに携わる。「将来、どんな分野であっても活躍する女性になってほしい」という想いを込めて、次世代を担う女性育成の支援、活動の場の提供を行っている。