【高校受験2017】変わる埼玉公立高校入試…俊英館に聞く夏休みからの成績アップの秘訣

 2017年の高校のために、中学生がこの夏休みにできることは何か。埼玉県を中心に東京、千葉、群馬で学習塾を展開する「俊英館」参事であり入試情報を担当する杉浦豊氏に、高校入試に成功するための夏休み前後の過ごし方や受検対策、俊英館の取組みなどを聞いた。

教育・受験 中学生
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俊英館参事で、入試情報を担当する杉浦豊氏(撮影:稲葉九)
  • 俊英館参事で、入試情報を担当する杉浦豊氏(撮影:稲葉九)
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  • 俊英館参事で、入試情報を担当する杉浦豊氏(撮影:稲葉九)
◆2学期の定期テストは内申点への影響大

--夏休みが明けた秋以降はどのような対策を行いますか。

 夏の講習で1年から3年1学期までの受検範囲の総復習、穴埋めを行った上で、北辰テスト対策、2学期の定期テスト対策などに力を入れていきます。

 北辰テストとは埼玉県内で一斉に実施される会場テストで、4月から翌年1月までの間に8回実施されます。9月以降は毎月実施されますが、9月から11月の3回分の偏差値は、私立高校の併願推薦の選考の際に参考にされます。県内一斉に行われるため、公立高校の入試を考える上で、その偏差値や順位は大変に参考になります。

 また、2学期の定期テストは内申点に直接関係しますし、3年生の内申点の比重は高いので、2学期で追い上げることができると思ってください。

 全体としては、夏の講習で1、2年生の復習と苦手克服。9月からは内申対策の勉強と北辰テスト対策です。俊英館でも教室によっては「日曜特訓」など独自の取組みや授業を展開しながら、それぞれの進路、合格のサポートを行っています。

 実は俊英館では、高校受験がゴールとは考えていません。高校入学後の勉強をフォローするコースもあり、大学受験だけでなくキャリア相談なども受けています。受験の先にある目標や夢、一人ひとりの将来を見据えた指導を心掛けています。

◆仮想高校入試で出願から合格発表までを体験

--中学1~2年生へのアドバイスもお願いします。

 俊英館では、中学2年生を対象として冬休み前後に「仮想高校入試」を実施している教室があります。これは、願書提出から受検、合格発表までを体験する模擬試験です。出題範囲は中2の2学期までに学習した内容となりますが、3年生になる前に高校入試とはどんなものかを体験できる貴重な機会です。仮想高校入試は、塾生以外でも受けることができますので、ぜひ体験してみてください。

--ありがとうございました。

 2017年、埼玉県公立高校入試、特に学校選択問題採用校では入試傾向が大きく変わる。杉浦氏がアドバイスするよう、これから迎える夏休みで総復習と苦手克服を行い、自信をもって、残り半年間でさらに成績アップを目指したい。俊英館フレックスでは、中学3年生を対象にこの夏、15日から20日間におよぶ夏期講習(俊英館フレックス 夏の講習)を実施し、「やり直した」という気持ちを生徒の自信につなげ、秋以降のプレッシャーに負けない指導を行うとしている。

◆2017年度(平成29年度)埼玉県公立高校入学者選抜スケジュール
 願書受付:平成29年2月20日(月)・21日(火)
 学力検査:平成29年3月2日(木)
 合格発表:平成29年3月10日(金)
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

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