【高校受験2017】学力重視の千葉県公立高校入試、京葉学院に聞く“合格作戦”や夏期講習の使い方

教育・受験 中学生

京葉学院 総合企画室企画推進部長の井上真也氏。京葉学院は年間を通した「特訓」で塾生の合格をサポートしている (撮影:稲葉九)
  • 京葉学院 総合企画室企画推進部長の井上真也氏。京葉学院は年間を通した「特訓」で塾生の合格をサポートしている (撮影:稲葉九)
  • インタビューに応えてくれた井上真也氏 (撮影:稲葉九)
  • 京葉学院 総合企画室企画推進部長の井上真也氏 (撮影:稲葉九)
 “学力重視”の試験であると言われる千葉県の公立高校入試。各学区とも、トップ校の人気は年々高まるばかりだが、志望校合格のためにはこの夏をどのように過ごすべきだろうか。

 千葉県で高い合格実績をもつ、「京葉学院」の総合企画室企画推進部長である井上真也氏に、千葉県公立入試の特徴や抑えておくべきポイント、前期選抜・後期選抜で立てるべき“作戦”、そして夏から始める成績アップ術について聞いた。

◆千葉の入試は「前期選抜」「後期選抜」の2フェーズ

--まず、千葉県の公立高校入試の特徴を教えてください。

 千葉県の試験制度は、2001年(平成15年度)から2010年(平成22年度)入試までは「特色化選抜」「一般入試」というスタイルでしたが、2011年(平成23年度)から試験制度が大きく変更され、「前期選抜」「後期選抜」の試験で入学者を選抜する現行の制度になりました。前期選抜は、毎年2月上旬に行われ、1日目に全県統一の学力検査、2日目に学校独自の面接や小論文試験を行い、入学者を選抜します。後期選抜は、2月下旬から3月はじめに行われ、こちらは1日だけの試験です。学力検査のみが基本ですが、学校により面接も行い、入学者を選抜します。前期選抜は、国数英理社の5教科・50分ずつ、後期選抜は国数英理社の5教科・40分ずつの試験となっています。

 このように、“受験チャンスが2回ある”のが、千葉県公立高入試の特徴だと言えます。また、学力検査の結果は国数英の3教科重視でなく、5教科すべてが同じ比重のため、京葉学院では「5教科すべての力」をしっかり身に付けないと、志望校合格の道は拓けないと考えています。

◆大失敗に要注意、前期・後期選抜別の合格作戦とは

--前期選抜と後期選抜で、難易度の違いはありますか。

 基本的には前期選抜のほうに人が集中し、人気校だと前期選抜は2.0~3.0倍と高い倍率になります。しかも、普通科の場合、各学校とも前期選抜で募集定員上限の60%で生徒を募集します。一方、後期選抜は10分ほど試験時間が短いのですが、問題数や内容はそれに見合うほど減ってはいません。そして、この前期選抜と後期選抜の10分の差は致命的な点数差に繋がる可能性があります。また、平均点で言うと、前期選抜が250点ほどなのに対し、後期選抜は270~280点ぐらいです。

 後期選抜のほうが平均点が高いので、一見、簡単な問題が出題されているように思いがちですが、1問ごとの配点が大きいため、1つのミスで大失敗してしまうこともありえます。また、厳選された問題が出題されているので、解ける生徒と解けない生徒の実力差がはっきりと出てしまうテストであるとも言えます。

 ですので、前期選抜・後期選抜それぞれで、「50分の問題量は50分で解く」「40分の問題量は40分で解く」というトレーニングをする必要があるでしょう。

--第1志望校は、前期選抜と後期選抜のどちらで受検するべきですか。

 京葉学院では、前期選抜で受ける学校の難易度については、多少チャレンジするくらい、つまり、第1志望校よりも難易度の高い高校を受検しても良いと考えています。ただし、後期選抜については、手堅い判断が大切で、確実に受かる学校を見極めて受検することがお勧めです。後期選抜は「よりミスが許されない世界」となるので、この“作戦”は非常に有効であると考えています。

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《冨岡晶》

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