トビタテ!留学JAPAN、第6期募集開始…海外初チャレンジ応援枠を倍増

 文部科学省と日本学生支援機構は7月1日、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の平成29年度前期(第6期)の募集を開始した。募集人数は500人(予定)。今回から、海外渡航経験が少ない学生対象の「海外初チャレンジ応援枠」を倍増する。

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 文部科学省と日本学生支援機構は7月1日、官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の平成29年度前期(第6期)の募集を開始した。募集人数は500人(予定)。今回から、海外渡航経験が少ない学生対象の「海外初チャレンジ応援枠」を倍増する。

 「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は、2020年までに学生の海外留学を倍増するという政府目標のもと、官民が協力して海外留学を支援しようと創設された「グローバル人材育成コミュニティ」が運営。「産業界を中心に社会で求められる人材」「世界で、または世界を視野に入れて活躍できる人材」の育成という観点から、支援にふさわしい学生を広く募集する。

 対象は、国内の高等教育機関に在籍する日本人学生など。募集するのは、「理系、複合・融合系人材」「新興国」「世界トップレベル大学等」「多様性人材」「地域人材」の5コース。募集人数は、500人の予定(地域人材コースを除く)。募集期間は、7月1日から10月24日(地域人材コースを除く)。なお、地域人材コースは、学生の要件、留学プログラムの内容、募集・選考方法などが、地域事業ごとに異なる。

 対象となる留学は、平成29年4月1日~平成29年10月31日までの間に開始され、留学期間 が28日以上2年以内(3か月以上推奨)の計画。支援内容は、海外留学費用(奨学金、留学準備金、授業料)の給付、留学事前・事後に行う研修の提供、 継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークの提供。

 第6期から、家計基準による募集要項が変更となっており、日本学生支援機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を超えない学生は「大学全国コース」、超える学生は「大学オープンコース」への申請となる。月額の奨学金は、「大学全国コース」は北米・シンガポール・欧州・中近東16万円、アジア・大洋州・中南米・アフリカなど12万円、「大学オープンコース」は一律6万円となる。

 このほか、第4期(平成28年度前期)に新設された「海外初チャレンジ応援枠」を倍増。海外への渡航経験が少ない学生を応援する枠は、第5期までは全体の1割程度だったが、第6期では2割に拡大する。選考においては、海外経験の少なさを考慮し、より人物面を重視した評価を行うという。

 7月には、全国7都市で学生と教職員を対象とした募集説明会も開催。今後は、1次審査となる書面審査を11月初旬~12月中旬に行い、12月下旬に書面審査の結果を通知。平成29年1月9日に名古屋(予定)、1月14・15日に東京で2次審査となる面接を実施する。採否結果は、平成29年2月上旬に通知する。3月以降に1泊2日の事前研修を行い、平成29年4月以降に留学開始となる。

 なお、支援企業・団体は7月1日現在、187社・団体、支援金額は111億5,000万円。支援企業・団体は引き続き募集していくという。

◆「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」平成29年度前期(第6期)の募集
対象:国内の高等教育機関に在籍する日本人学生など
支援内容:海外留学費用(奨学金、留学準備金、授業料)の給付、留学事前・事後に行う研修の提供、 継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークの提供
募集コース:理系、複合・融合系人材コース、新興国コース、世界トップレベル大学等コース、多様性人材コース、地域人材コース
募集人数:500名(予定)
※地域人材コースを除く
対象となる留学計画:平成29年4月1日~平成29年10月31日までの間に開始され、留学期間 が28日以上2年以内(3か月以上推奨)の計画
募集期間:7月1日(金)~10月24日(月)正午必着
※地域人材コースを除く



《奥山直美》

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