筑波大学とお茶の水女子大学は9月1日、大学間連携にかかわる調印式を筑波大学東京キャンパスで行った。ともに師範学校を創基とする大学であり、幼児教育から大学院教育まですべての世代の教育をシームレスにつなぎ、協働して人材育成を図っていく。 筑波大学の永田恭介学長は、お茶の水女子大学と協定を結ぶことで、「ジェンダー研究・教育や女性リーダーの育成で長い経験と高い実績から、各方面で活躍する女性人材の輩出につながる」としている。 お茶の水女子大学の室伏きみ子学長は、「両大学の先導的な取り組みを広く発信することで、新たな附属学校教育の開発・構築とわが国の初等・中等教育の向上・発展につなげていきたい」とあいさつ。両大学の資源・強みを活かした人材育成を図り、附属学校教育を含めた特色ある新たな教育連携の発展を目指していく。 筑波大学は4月に国際基督教大学とも大学間連携協定を締結。国立大学と私立大学の壁をなくし、スーパーグローバル大学創成事業で進める海外大学との連携である「Campus-in-Campus(CiC)」の国内版として「Campus-with-Campus(CwC)」と位置付けられ、キャンパス機能を共有化して教育研究のトランスボーダー化を図る狙い。