英検、2017年度から2次試験は2日間…部活動などに配慮

 日本英語検定協会(英検)は、2017年度から2次試験を2日間設けることを発表した。部活動や学校行事などで日程が重複することに配慮したもので、新日程により大学や高校受験の出願に間に合うように成績表が届くことになる。

教育・受験 高校生
2017年度の試験日程
  • 2017年度の試験日程
  • 二次試験のA・B日程の区分けについて
  • 日本英語検定協会
 日本英語検定協会(英検)は、2017年度から2次試験を2日間設けることを発表した。部活動や学校行事などで日程が重複することに配慮したもので、新日程により大学や高校受験の出願に間に合うように成績表が届くことになる。

 全国で団体受験をする中学や高校が年々増加し、年に3回の検定では部活動や公式大会、学校行事と英検の日程が重なり、別日程で受験できないかという要望が寄せられていた。さらに、外部資格・検定試験の活用が広がっており、英検のスコアが大学入試や高校入試に提出する可能性も高いことから、通常より1週間日程の早まるA日程を設定。AO出願や推薦入試出願に間に合うように成績表が届く。第1回であれば7月17日必着、第2回であれば11月20日必着で成績表が届く設定となっている。

 団体申込の場合は中学校・高校の受験者は全級でA日程となり、小学校・その他の団体の受験者は1級・準1級はA日程、2級・準2級・3級の受験者はB日程となる。ただし、学校行事や部活動などの公的な理由で指定日程に受験できない小学校、中学校、高校の団体申込受験者は、学校長からの書面での依頼を提出することでもう一方の日程に変更することが可能。

 また、個人申込みで1級・準1級を受験する、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫に在住で2017年度に満20歳以下の受験者はA日程、満21歳以上の受験者はB日程となる。それ以外は住所、年齢を問わずA日程。2級・準2級・3級の受験者は住所、年齢に制限はなくB日程。団体受験では日程が合わない中学生や高校生は、個人で申し込むことで別日程(B日程)を選択でき、受験の機会が増えたことになる。

 2017年度の第1回の1次試験(本会場)は6月4日で、2次試験のA日程は7月2日、B日程は7月9日。第2回の1次試験(本会場)は10月8日、2次試験のA日程は11月5日、B日程は11月12日。第3回の1次試験(本会場)は2018年1月21日、2次試験のA日程は2月18日、B日程は2月25日。
《田中志実》

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