名字情報検索サイト「名字由来net」を提供するリクルーティングスタジオは11月24日、「2016年名字年間アクセスランキング」を発表した。1位は5年連続で「佐藤」が選ばれた。2位には前年3位の「五郎丸」がランクアップした。 「2016年名字年間アクセスランキング」は、2015年11月1日~2016年10月31日の集計期間において、アクセス数が多かった名字をランキング化したもの。サイトでは、100位までの順位を発表している。 1位にランクインしたのは「佐藤」。全国人数が約189万4,000人と日本でもっとも多い名字で、年間アクセス数は5年連続の1位となった。 解説によると、「佐藤」は中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏で、「藤」は藤原の氏を表す。藤原秀郷の子孫の左衛門尉公清が佐藤を称して始まったとされる。「佐」は下野国佐野庄、または左衛門尉の職名を表しているという。 2位は、ラグビーの五郎丸歩選手の名字としておなじみの「五郎丸」。前年の3位からランクアップし、2015年から引き続いて話題の名字となった。3位は「八月一日」。読みは、「ほずみ」「はっさく」「やぶみ」「ほづみ」。全国に約80人しかいないという珍しさ、読みの難しさなどからアクセスを伸ばしたようだ。 4位は全国で2番目に人数が多い「鈴木」、5位は全国に約10人しかいない珍名字「勘解由小路(かでのこうじ)」が入った。トップ5は、順位の変動はあるものの、前年と同じ顔触れだった。ランキング全体では、人数が多い名字と珍しい名字が多い傾向にあった。 「2016年名字年間アクセスランキング」では、順位のほか、各名字の読みや由来、全国人数なども紹介されている。このほかサイトでは、名字にまつわるさまざまなランキングを発表、名字検索や同姓同名検索などもできる。◆2016年名字年間アクセスランキング1位「佐藤」2位「五郎丸」3位「八月一日」4位「鈴木」5位「勘解由小路」6位「田中」7位「神」8位「小鳥遊」9位「高橋」10位「山田」