リセマム読者のみなさま、こんにちは。育児3か月目に入り少しずつ心に余裕が出てきた、のりまきまきこです!前回お伝えした「どこで産むか問題」、今回は続きをお話ししたいと思います。どこで産むかの決断を迫られていると知った日から、まずは情報収集に走りました。ネットで得られる基本情報、口コミ、病院の予約状況、かかる費用、医療体制、里帰り出産のメリット・デメリットなどなど。だいたいの状況を把握し、次に地元の友人たちがどうしたのかを調査。するとほとんどが里帰り出産をしており、「安心して産めた」「親元で産後ラクできた」との意見が。関東で産むより里帰り出産の方が費用も安いようで、この時点で漠然と「里帰りかなぁ…」と考えていました。ここまでの情報を基に、両親と旦那に相談すると、両親は「里帰りウェルカム!はやく孫に会いたい!」とのこと。「そうだな、やっぱり里帰りかな」と思い旦那に話をしたところ、旦那は一言。「自分はどうしたいの?里帰り出産したいの?」と。正直はっとしました。『私、どこで産みたいんだろう。』そうなんです。自分がどうしたいのかをまったく考えていなかったのです。はやく決めなければと焦るあまり、周りの声や情報ばかりを集め周囲が認めてくれる「正解」を探していたのだと気付かされました。そこではじめて、一般的な「正解」ではなく、自分がどこで産みたいか、どういう出産・育児がしたいかを考えなければ!と思い至ったのでした。そして私が出した結論は、「住んでいる場所で産む」でした。選んだ一番の理由は、「旦那と生まれてくる子どもと3人でいちから生活をつくっていきたいから」旦那は賛成してくれ、しっかり育児に参加すると約束(!)してくれました。両親はとても残念そうでした…が、自分がどうしたいかを考えた結果だと話すと全面的に協力すると言ってくれました。この時ばかりは申し訳なさとありがたさで涙腺が崩壊しました。こうして、大前提を決めたうえで、自分の状況に合った病院を選び、定員残り1枠のところにギリギリセーフで滑り込むことができたのでした。私は今回自分のしたいことを最優先に考えましたが、それが状況的に難しい方が多いのも事実だと思います。出産・育児に関しては世の中に情報が溢れかえっていて、ナイーブで不安になりやすいからこそ周りの声や情報についつい頼ってしまう。私もそうだったように、周囲が賛同してくれる「正解」をついつい探してしまう。でも、やっぱり大事なのは、自分自身が後悔しない選択をすることだと感じました。周りの声や情報はあくまで要素として取り入れよう。そして自分が納得できる選択、子どものためにベストだと思う選択をしよう。妊娠初期に、私はこのことを教訓として自分に言い聞かせたのでした。