復興庁は、現在被災地で進む「新しい東北」の実現に向けた取組みについて、大きく貢献している個人・団体の活動を顕彰するべく「新しい東北」復興・創生顕彰および「新しい東北」復興功績顕彰を実施。釜石高校3年生や多賀城高校など20の個人・団体を選定した。 今回の顕彰は、東日本大震災の発災から5年が経過し復興・創生期間に入ったことを機に、現在被災地で進む「新しい東北」の実現に向けた取組みについて大きく貢献している個人および団体を顕彰することにより、各活動を広く情報発信し、被災地内外への普及・展開を促進することを目的に実施したもの。 2016年11月14日~12月13日の期間、特に直近1年間の活動を顕彰する「『新しい東北』復興・創生顕彰(個人部門および団体部門)」と、集中復興期間5年間の活動を顕彰する「『新しい東北』復興功績顕彰」の2つの部門で募集を実施。復興・創生顕彰には個人部門29件・団体部門145件、復興功績顕彰には109件と、計283件の応募が寄せられた。 その中から、復興・創生顕彰は個人部門3件・団体部門7件、復興功績顕彰10件を選定。復興・創生顕彰の個人部門には、アーティスト日比野克彦氏などの協力を得て仮設住宅の壁をマグネットアートで彩る取組みや、地域の交流拠点である釜石PITでお笑い芸人や歌手を集めたイベントの発案・実行を行った岩手県立釜石高校3年生・寺崎幸季さんなど3名が選ばれた。 復興・創生顕彰の団体部門には、「福島の農業が誤解されて悔しい」という高校生の思いから誕生し、高校生自らが企画・取材・原稿作成を行う食材付き情報誌「高校生が伝えるふくしま食べる通信」の編集部や、中心市街地を失った陸前高田を再生させるため「ここだけの学び」をテーマに復興の現状や市民の姿を見てもらう民泊形式の教育ツーリズムを実施し、企業・大学・高校など700名を受け入れた「マルゴト陸前高田」など7件が選ばれた。 復興功績顕彰に選ばれた宮城県多賀城高校は、高校生が地域住民に聞き取り調査を行いながら津波標識を設置する活動や、自治体と連携して被災状況を説明・案内する防災活動を実施。これまで延べ900名を超える来校者があり、2016年4月には新たに「災害科学科」を設置するなど防災教育を進めている点が評価された。 そのほか復興功績顕彰には、震災後のコミュニティー形成や復興を後押しするイベントを企画・開催した団体など計10件が選ばれた。 2月9日には宮城県仙台市にて行われる「新しい東北」交流会in仙台において、顕彰式を執り行う。誰でも自由に参加することができる。◆「新しい東北」顕彰式日時:2017年2月9日(木)13:00~14:00会場:せんだいメディアテーク参加:自由※「新しい東北」交流会in仙台(13:00~17:45)において開催
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