未踏は、17歳以下のクリエーターやプログラマーに対して、専門家による指導や最大50万円の開発資金などの援助を行う「2017年度未踏ジュニア」を6月中旬から10月に開催する。書類による1次選考の応募締切りは5月19日まで。 情報処理推進機構(IPA)の未踏事業では、これまでに起業家やクリエーターなど、天才的で創造的な人材を数多く輩出してきた。未踏事業採択者は大学生や大学院生が多く、小中高生や高専生の採択率は低いという。一方で2020年からのプログラミング教育の義務教育化を前に、プログラミングを学ぶ小中高生の数が増え続けていることから、未踏は2017年度も未踏ジュニアを開催する。 未踏ジュニアは、独創的なアイデアを持つ17歳以下のクリエーターやプログラマーに対して、各界で活躍するプロジェクトマネージャーや専門家による指導のほか、最大50万円の開発資金や開発場所、機材の援助を行い、開発したいものの実現を支援するプログラム。 特に突出した成果を残し、「未踏ジュニアスーパークリエーター」として認定された採択者は、2018年度未踏IT人材発掘・育成事業への推薦を受ける権利が付与される。 対象は、4月1日時点で17歳以下の個人または4人以内のグループ。書類による1次選考とオンライン面接による2次選考を5月に実施。採択人数は8名程度。採択者は6月18日にブースト会議、8月末に中間合宿、10月末に成果報告会に参加する。いずれも参加費は無料、参加のための交通費や宿泊費は支給される。 なお、すでに2017年度未踏IT人材発掘・育成事業に応募している人も同じ内容で応募できる。また、2016年度の未踏ジュニア採択者も応募できる。 未踏ジュニアのWebサイトには、事業の詳細のほか、2016年度の採択者と成果、2017年度のプロジェクトマネージャーとスーパーバイザーからのメッセージ、よくある質問などが掲載されている。◆2017年度未踏ジュニア対象:2017年4月1日時点で17歳以下の個人または4人以内のグループ採択人数:8名程度応募締切:2017年5月19日(土)23:59参加費:無料、参加のための交通費や宿泊費は支給される支援内容:・プロジェクトマネージャーを中心とした、未踏事業OBOGによるメンタリング・各グループ最大50万円の開発費用の支援・開発場所・開発に必要な機材の提供・未踏ジュニアスーパークリエーター認定者の未踏事業への推薦