消費者庁の高校向け消費者教育教材、クイズで学ぶ契約やお金

 消費者庁は、高校生向けの消費者教育教材「社会への扉―12のクイズで学ぶ自立した消費者―」を作成。消費生活に関するクイズを掲載し、契約や消費者トラブルが身近な暮らしの中に存在することに気付かせ、社会において責任もって行動できる能力を育む。

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社会への扉―12のクイズで学ぶ自立した消費者―
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 消費者庁は、高校生向けの消費者教育教材「社会への扉―12のクイズで学ぶ自立した消費者―」を作成。消費生活に関するクイズを掲載し、契約や消費者トラブルが身近な暮らしの中に存在することに気付かせ、社会において責任もって行動できる能力を育む。

 教材は、成年年齢の引下げの動きを踏まえ、自立した消費者を育成し、消費者が主役の社会の一人として行動できるようになることを目指している。

 教材は6つの項目で構成。「消費者が主役の社会へ」では、高校生がふだん暮らす街の風景を配置したイラスト内に12のクイズを掲載した。「店で買った商品が使う前に不要になった場合解約できるか」「必ずもうかる投資はあるか」「17歳の高校生が保護者に内緒で10万円の化粧セットを契約した場合、契約は取り消せるか」など、身近に起きうるケースを3択で答える。

 「契約について理解しよう!」では、消費生活から契約について考えていく。未成年と成年の契約の違いや、若者が多く利用するネットショッピングでのトラブルを防ぐための知識を紹介。そのほか、クレジットカード、多重債務などお金についての話や、将来の詐欺的投資被害を防ぐための注意するべき点をまとめている。さらに、消費者センターの役割や利用方法についても掲載している。

 生徒用教材を効果的に活用するために、教師用解説書も作成。解説書では、高校教諭による消費者教育について座談会や教材に関連したより詳しい情報、授業展開例をあげている。また、生徒用教材はおもに高校生用だが、適切な指導があれば若年層を中心に幅広い世代に活用できるという。

 教材はWebサイトからダウンロードできる。
《田中志実》

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