H30年度からの「道徳」の教科書、文科省が教科書編修趣意書を公開

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教科書編修趣意書について
  • 教科書編修趣意書について
  • 教科書編修趣意書 小学校(平成28年度検定)
  • 光村図書出版の編修趣意書(一部)
 文部科学省は4月27日、平成30年度より教科化される「特別の教科 道徳」の「教科書編修趣意書 小学校(平成28年度検定)」をWebサイトに掲載した。教科書発行者の編修の基本方針などを確認できる。

 教科書編修趣意書は、教科書の編修上特に意を用いた点や特色などを教育基本法や学習指導要領などに照らしてわかりやすく説明することによって、編修の趣旨や基本方針などを示したもので、教科書発行者が作成した検定関係資料でもある。教科書編修趣意書の公開は、国民や学校教育関係者などの教科書内容への理解を促進、採択関係者における十分な調査研究の推進、教科書発行者への公正な宣伝の機会を提供するという目的で行われている。

 公開された教科書編修趣意書は、小学校(平成28年度検定)の「特別の教科 道徳」。東京書籍、学校図書、教育出版、光村図書出版、日本文教出版、光文書院、学研教育みらい、廣済堂あかつきの8社による資料が公開されている。教科書編修趣意書には、編修の基本方針、図書の構成・内容と該当個所および特に意を用いた点や特色の対照表などを確認できる。

 たとえば、光村図書出版の道徳教科書「きみが いちばん ひかるとき」では、道徳の学習全体を通して、もっとも大切にすべきものとして「命」を位置づけている。「みんな 生きてる みんなで 生きてる」を各巻の冒頭に掲げ、考えたくなる・語り合いたくなる・動きだしたくなる教科書を目指したと記している。

 なお、平成28年度に検定された教科用図書は、平成30年度より使用を開始する。平成27年度には、採択関係者に対する検定申請本の内容の開示を伴う不適切な行為、歳暮の贈答や教材の無償提供といった行為、従前より遵守を求めていた宣伝活動などに関するルールを逸脱する行為を、多くの教科書発行者が継続的に行っていたことが明らかとなった。文部科学省は3月28日付で、各都道府県教育委員会委員長に対して、教科書採択における公正確保の徹底について通知を行っている。
《黄金崎綾乃》

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